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2020年10月28日

偉大なるマンチェスターUvs新進気鋭ライプツィヒ

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 水曜夜に控えるチャンピオンズリーグGL第2戦マンチェスター・ユナイテッド戦を前日に控え行われたバーチャルカンファレンスでは、RBライプツィヒからユリアン・ナーゲルスマン監督と共に、主将のマルセル・サビッツァも出席した。サビッツァといえば大腿筋の負傷から4週間に渡り離脱し、週末の試合で途中出場から得点を決めるも「まだ先発は医学的にみて賢明ではない」と、指揮官はコメント。

 あれから数日が経ち、これからオールド・トラッフォードでの戦いを前にして、オーストリア代表MFは改めて、「監督が僕の状態をどれほど信頼してもらえるのか、それは間も無くしてわかることだろうね」と、先発出場への野心を示している。これに対して隣のナーゲルスマン監督は、「サビは我々にとって非常に重要な存在だ」とし、「まだフル出場には耐えられないだろう」との表現を述べるにとどまった。

 いずれにしてもナーゲルスマン監督は今回の試合に向けて、選手起用で頭を悩ませることにはなる。長期離脱中のルーカス・クロスターマンとコンラッド・ライマーに加えて、大腿を負傷したノルディ・ムキエレと、コロナ陽性が確認されたアマドゥ・ハイダラと、守備に関連する選手たちが揃って欠場。さらに内側側副靭帯の炎症を抱えるタイラー・アダムスについても「試合当日に判断する」ことを明かした。

 ライプツィヒはここのところアウグスブルク、ヘルタ、CLイスタンブールBBSK戦と、全て2−0と勝利をおさめ自信を深めているところだが、ただこれから迎えるマンU、グラードバッハ、パリSGは明らかに異なる相手。加えてニューカッスル戦での4バックを採用してくるか、パリSG戦での3バックを採用するかなど「相手の手の内を完全に予想できるわけではない」と指揮官。それでも攻撃一辺倒で来るとも考えておらず、「我々の力も評価していると思う」と述べている。

 今回の決戦の地、オールド・トラッフォードにはナーゲルスマン監督には1つの思い出がある。それは1999年5月26日に行われたCL決勝、当時バイエルンのファンだったナーゲルスマン少年の優勝への夢は、1−2という結果で打ち砕かれた。「父はグラードバッハのファンだったから喜んでいたけどね。僕はそうじゃなかったよ」と述べ、改めて偉大な歴史をもつクラブに対して敬意を表している。「ギグス、ファーディナンド、スコールズ、ファン・ニステルローイ、スールシャール・・・。ここにでは今も昔も偉大な選手たちが何人もプレーしてきた」

 その一方でライプツィヒは、2009年に創設されたばかりの非常に新しいクラブだ。逆にスールシャール監督は、この「レッドブル・ライプツィヒ」についてどのような認識を持っているのだろうか?この記者からの質問に、スールシャール監督は「貴方が呼んだその名前では無い事は知っているよ」と笑顔で返答。当然ながら近年飛躍を遂げる同クラブの動向はチェックするところであり、青年指揮官ナーゲルスマン監督については「非常に順応性が高い」と評価。「予想し難いチームの1つであり、「非常にエネルギッシュで、スピード感のある」戦いを予想した。

 ただライプツィヒとは異なり、マンチェスター・ユナイテッドでは負傷離脱に頭を悩ませる必要はあまりない。むしろ「選手を外すという難しい判断」が求められるところであり、英国メディアの中ではドニー・ファン・デ・ベークや、スコット・マクトミネイへの機会の少なさが指摘されているところ。それでもスールシャール監督は「順応するためには、ある程度の時間も必要なのだ」と強調し、「今季は試合数が多い。」と、冷静な見方と時間の猶予の必要性を訴えている。
 
マンチェスターUの先発予想:デ・ヘア – ワン=ビサカ, リンデレフ, マグワイア, アレックス・テレス – ブルーノ・フェルナンデス – マクトミネイ, ポグバ – グリーンウッド, マーシャル – ラッシュフォード

ライプツィヒの先発予想:グラーチ – オルバン, ウパメカノ, ハルステンベルク – ヘンリクス, T. アダムス, カンプル, アンヘリーノ – ダニ・オルモ, エンクンク – ポウルセン
負傷etc.:A.ハイダラ (コロナ感染), ハルトマン (十字靭帯断裂), クロスターマン (膝の手術), ライマー (膝の骨髄浮腫), ムキエレ (大腿筋の過度伸展),
 


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