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2021年03月30日

バイエルンとの首位攻防戦でカンプル欠場、ナーゲルスマン監督の一手は?

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 若手中心のRBライプツィヒにおいて、最も経験豊富な選手の1人である30才のケヴィン・カンプルは、その経験値のみならずプレー面においても、チームにおいて最も重要な選手の1人として数えることができるだろう。特徴的なヘアスタイルで中盤を支え続けるスロベニア人MFは、足の負傷から復帰したここ数試合で本来の力を証明してみせたばかり。だがこれから迎える王者バイエルンとの首位攻防を前に累積警告、出場停止に追い込まれたことからナーゲスルマン監督はその対応へと追われているところだ。

 その候補の1人が、マルセル・サビッツァである。本来は攻撃的MFながら、今は守備的なMFでの起用が続く26才はトップ下、CMFはもとより、ダブルボランチの一角、さらにはワンボランチとしてもプレーすることが可能。カンプルと同様に最重要選手の1人であり、心身両面での強さとハイレベルなプレーセンス、決定力や推進力を兼ね備えた選手だ。ワンボランチとなればサビッツァが最優先オプション。ただここ以外でもどのポジションにおいても、サビッツァは常に最優先オプションになることができる。

 2人目の候補が、タイラー・アダムス。とりわけボール奪取を目的とする場合には、この22才の米国代表がファーストオプションということになるだろう。中盤を本職とする同選手は、カンプルと比較してパスに難があり、戦術理解度の高さでも差があることから、ここのところはバックアップとしての役割に甘んじているものの、対人戦での強固さはピカイチ。守備的なボランチが求められれば、ワンボランチであってもダブルボランチの一角でもプレーが可能だが、時折ディフェンス面での冷静さを欠いて、行動派の一面をのぞかせてしまうことも。。。

 最後の候補、アマドゥ・ハイダラについては、中盤においてより多くの個性を発揮したい時のオプションだ。フィジカルに物を言わせる対人戦の鬼というよりも、むしろ巧みにボールを奪い去っていくタイプの選手であり、またオフェンス時には1vs1の状況から打開をはかっていくことも可能。そのテクニック、ドリブル能力、走力といった部分は、サビッツァが守備的なボランチの役割を担うということになれば、攻撃面での担い手として適したオプションとなる。ただそれほど高い才能を誇るにも関わらず、まだプレーの面では落ち着きに欠け、全体的に安定感にも欠けている感は否めない。
 


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