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2018年06月26日

2試合ともヒーローまで紙一重だったドイツ代表のジョーカー、ユリアン・ブラント

Germany
.ドイツ代表
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ドイツ代表史上、初となるグループリーグ敗退の窮地から救った、土壇場でのトニ・クロースの逆転弾。だがこの日の主役に、ほんの数センチの差でなるはずだった選手がいる。大会前にはリロイ・サネに代わり選出されたことで話題となった、ユリアン・ブラントだ。

初戦のメキシコ戦に続き、この日も試合終了間際からの出場となった同選手。だがそのわずかな出場時間にも関わらず、すでにその存在感を示しているということができるだろう。1点差をおいかけるメキシコ戦では89分に、そして同点で迎えたスウェーデン代表戦ではロスタイム2分に、それぞれ左内側のポストにシュートが弾かれるシーンを演じているのだ。

「あと5cmズレていたら良かったんだけどね」とブラント。「次こそはね」と意気込むレヴァークーゼンの攻撃的MFは、前回大会で同じくレヴァークーゼンから選出されジョーカーとしての役割を担った、アンドレ・シュールレのように「仮に5分や10分の出場だろうが、僕はそれをしっかりと受け入れている。ピッチに立つからには、僕はチームに新しい刺激をもたらしたいと思っているんだ。それをみんなにもみてもらえたらと思うよ」と語った。

また短時間ながら「激動」の時間帯をすごしたブラントは、ここまでのワールドカップでの結果について「いいと思う」とコメント。またドイツ代表全体の雰囲気についても「比較的いいと思うよ。スウェーデン戦後にはまた一回り、結束が高まったと思うね」との印象を述べている。

一部で伝えられた、前回優勝組とコンフェデ優勝組による派閥についてはどうなのか?「そんなものは見て取れないし、全員がそれぞれと話をしてるよ。ここではみんなが織り混ざっているし、それはここ数週間ずっとみられることさ」と強調。「もちろん、人によって話す頻度が異なる場合もある。でもそこにいる全員が親友とまではいかない、というのは至って普通のことじゃないか。ただそんな派閥みたいなものに関しては、まったく気づくようなこともないね」と、言葉を続けた。


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