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2019年12月10日

バイエルン、シャルケ撃破でユベントス戦に挑むレヴァークーゼン

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 週末のシャルケ戦での勝利後、レヴァークーゼンでマネージャーを務めるルディ・フェラー氏は「今回の我々の勝利により、ブンデスリーガはさらにもう少し面白い展開をみせることになったね。ただ我々の上にはまだ数多くのクラブが存在しているし、その中にはシャルケも含まれている。確かに今日は試合内容として勝利にふさわしいものがあったとはいえね」と語った。

 「アラリオはこれまでにも幾度となく、空中戦での強さを示してきたし、そのシュート力についてもその例外ではない。これこそ彼がもつクオリティであり、非常にヘディングに強さをもっているんだ。今日はそれを改めて示してくれたね。我々はこれまでにもコーナーからの得点シーンはみせてきた。もちろん相手GKがうまく対応しきれなかった部分もある。しかしながら決して簡単なものでもなかったさ。あれほど多くの選手が目の前にいてはね」

 一方でシャルケの主将でGKのアレクサンダー・ニューベルは「早く飛び出しすぎてしまった。こういうことは起こりうるもの」と反省の弁を述べており、また試合については「前半に関してはロングボールであまり意欲的にいけず、スペースの使い方を誤っていた」とコメント。「こういった問題はハーフタイムまで待つのではなく、ピッチ上で修正していかないと。でもレヴァークーゼンの重圧にさらされた結果、集中力を欠いてしまっていた。後半から入れ替えをしたけど、それで一気にトップギアに入るわけでもないしね」と語っている。


 レヴァークーゼンの主将ラース・ベンダーの見方は、「2つの顔をみせてしまったところがあると思う。前半では良いプレーをみせていたけど、後半では精力的な姿勢をみせた。それがこの試合で勝利をおさめたキーポイントだったと思うね。ただ試合を決めきれずに終盤までもつれ込んだことには悔しさもあるが」というものであり、総じて「今回僕たちはチーム一丸となっての戦いを見せることができている。これは重要なことなだよ。特になかなか打開をはかれないような展開の時に、それでも持ち堪えられると信じる気持ちを得るには、チームとしての一体感が求められるものだ」と評価。

 「どの勝利についても言える事だけど、その意味はとても大きなものがあるよ。そしてそれに見合ったものを見せる事ができたとも思う。今日は前節のミュンヘンで得た成果のその価値を、さらに増していくことに成功したんだ。仮にバイエルンを撃破しても次のホーム戦で敗れるようでは収穫を得たとはいえない。でもこの2試合で僕たちは勝利をおさめ、勝ち点6を獲得することができたんだ」と胸を張った。

 そしてこれから迎えるチャンピオンズリーグGL最終節ユベトス戦に向けては、「2試合前までの状況はとても困難なものがあった。今は最低限ながらまだチャンスは残されている。目的としてはできるだけ早く得点をするということ、それでもう1つの試合の方にプレッシャ0をかけられるかもしれない。それから結果を待とう。サッカーの世界ではどんな可能性だってあるんだ」とコメント。


 フェラー氏も「もっとも重要な試合は既に終わっている、モスクワでね。あそこで敗戦していればELの道も断たれていただろう。だが我々は勝利を収め、ヨーロッパリーグへの切符は既に手にしている。これは我々にとってのボーナスゲームだ。人々を熱狂させるチャンスはあるし、もしかするとチャンピオンズリーグでの生き残りを果たせるかもしれないよ。アトレチコの結果を待とう。」と説明。

 ユベントスは首位を確定済みだが、「それがメリットとなるかはわからない。これまでにもアピールに燃える他の選手たちが奮闘をみせることは見られてきたことだ。それにユベントスは数多くの良い選手が控えているしね。ただオープンな試合展開になるのではないかとは思う」との考えをみせた。


 なおブンデスリーガ勢全体については「火曜の試合でも水曜の試合でも木曜の(EL)試合でも、ドイツのどのクラブにもまだ勝ち残る可能性が残されている。これはブンデスリーガの力を示しているものだとも言えると思うね。挽回をみせてきている」と評価。リーグ戦も混沌化しており「それでもバイエルンが優勝するとは思うよ。ただこれまでバイエルンが10月に前半戦での優勝を確定させ、3月にはリーグ優勝をも確定させることがたびたび見られていた。それとは違うものが目にできるのは素晴らしいことさ」とコメント。「ただ改めて強調しておくが、バイエルンを過小評価してはいけない」と言葉を続けている。
 


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