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2020年04月17日

コロナ危機による緊縮財政の中、7選手が来季まで契約下のレヴァークーゼン

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 この状況は決して普通ではない。バイヤー・レヴァークーゼンでは現在、来シーズンまで契約を残す選手が7選手も在籍しているところであり、そのいずれもの選手が先発出場を期待されるレベルの選手たちなのだ。例えばここまで9得点9アシストとオフェンスを牽引するケヴィン・フォランドは市場価値が大きく上昇。仮に延長となっても、コロナ危機により緊縮財政にあるなか、大幅なサラリーアップが見込まれることになる。

 同じくドイツ代表経験のあるカリム・ベララビについても、2016年に契約を延長した時からクラブ最高額のサラリー受給選手であり、レヴァークーゼンとしては世界的に緊縮材戦にあるなかで、選手のサラリー面、または移籍金が得られる今夏での売却との間での判断が求められることに。

 一方で今冬に移籍を希望したアレクサンダー・ドラゴヴィッチについては、むしろ今後に向けた将来性をいかに見出す事ができるか、ユリアン・バウムガルトリンガーも中盤で激しい定位置争いへとさらされているところ。左サイドバックで主力を務めていたヴェンデウも、シンクフラーフェンとの激しい定位置争いを繰り広げているところだ。

 双子のベンダー兄弟については少し他選手とは状況が異なり、主将も務めるラース・ベンダーについては複数年契約を結ぶにあたり、これまでの負傷の経緯からいかにその不安を払拭することができるのか。守備の要スウェン・ベンダーについては、ボシュ監督にとって欠かせない存在でありチームの将来性を示し、大量の主力選手流出を避ける意味でも保持を目指していきたい。

レトソスはシェフィールド残留を希望、フラデツキはグリル加入を歓迎


 その一方でシェフィールドへとレンタル移籍中のパナギオティス・レトソスについては、引き続きシェフィールドでのプレーを希望しているところであり、今のところはFA杯15分のみの出場に止まっているところだが、「監督には明確なプランがあり、それは僕にとって重要なこと。信頼を感じるし、もっと成長できると思う」と語った。ただシェフィールド側は2022年まで契約を残す21才のDF獲得にむけ、1750万ユーロを投じているレヴァークーゼンに見合った金額を支払えるかは不明。

 またレヴァークーゼンでは来季に向けて、ドイツU21代表GKグリルを来季より獲得。まずは守護神フラデツキのバックアップが見込まれるが「どの選手だってプレーしたいものだろう」と予想、「ただそれは僕も同じ事だけどね」とも述べ先発の座保持へ意欲を示し、「ライバルの登場によって、お互いが叱咤激励を受けるものさ」と相乗効果を強調。加入を心まちにし、来年へと延期されたユーロを睨み、これから無観客にて再開が見込まれるリーグ戦再開を前に、フィンランド代表は「怪我なく過ごしていきたいね」と意気込みをみせた。
 


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