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2020年08月11日

インテルに序盤から崩されたレヴァークーゼン守備陣、監督と守護神からは擁護

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 月曜日に行われたヨーロッパリーグ準々決勝インテル・ミラノ戦、開始からわずか21分で2−0とリードされる苦しい立ち上がりを強いられたバイヤー・レヴァークーゼンだったのだが、最初の困難はむしろ試合開始直前に発生していた。

 スウェン・ベンダーが負傷したことにより、急遽ヨナタン・ターが起用されることになったのである。「それでも彼はよくやってくれた。開始直前にプレーしなくてはいけなくなったんだ」と、ペーター・ボシュ監督は擁護。「ただ開始から20分までに関しては、率直に口にしなくてはなるまい。非常に落ち着きがなく、あまりに安易にロストを重ねてしまった。甘さがみられたね。本来ならもっと良い戦いができる、それはその後にも示して見せたことだ」と、言葉を続けている。

 特に最終的に決勝点となってしまったロメウ・ルカクによる左足での2点目の場面では、マークについたタブソバは為す術なく失点を許す結果に。そもそも開始30分まではルカクに良いようにやられる光景が目にされており、このことについて守護神ルーカス・フラデツキーは「タプソバには、彼を抑えるなんてとんでもない仕事さと声をかけたよ。もちろん彼にも反省するところはあるだろうけど、でもあの壁のような存在を守りぬくことは不可能さ。それに2点目の場面では、ルカク自身が素晴らしい仕事をみせていたのだし」との見方を示している。

 確かにレヴァークーゼンはそれから間も無くして、ハヴェルツのゴールにより早い時間帯で1点差にまで詰め寄ることはできた。それでも試合を通じて、これ以外では特にこれといったチャンスは得られず、その「苦しい展開」になったことも事実。理由についてフラデツキーは「2点のリードを早々に奪われた」こと、「経験豊富な」「イタリアの鉄壁の守備」を崩せなかったことを指摘。「あらゆる手を尽くしたけど、破ることは叶わなかった」と振り返った。そしてボシュ監督も「イタリアの守備の良さは、改めてこの日の夜にも証明された。我々としては前線において、もっと早くシュート、クロス、PA内での動きをみせなくてはいけない」とコメント。

 これによりわずか1ヶ月前には2つのタイトルの可能性、ドイツ杯決勝と、そしてヨーロッパリーグを残していたレヴァークーゼンだったのだが、そのいずれも敢えなく手放す結果に。それでもフラデツキーは「多くの経験を積む事ができた」と前を向き、「このチームには、このレベルでプレーしたことのなかった、若手も多く在籍するんだ」と強調。「来シーズンに向けて、僕たちは再び攻勢に転じて行かなくてはならいないんだ。まず数日の休みをとって、それからブンデスでの新たなシーズンを心待ちにしたいと思う」と、意気込みを見せている。
 


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