ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2021年03月16日

シュトゥットガルト時代を振り返るレノ「フェアに争いたかった」

Germany
.ドイツ代表
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 確かに最近は上昇気流に乗ることができているFCアーセナルは、木曜日にはヨーロッパリーグ準々決勝進出をかけた戦いに臨めているとはいえ、それでも順調なシーズンをここまで過ごしてきたとはいえない。例えばそれはベルント・レノ自身についても言えることだ。「僕たちは一貫性に欠けていると思う」

 そう語ったドイツ代表GKは、「特に秋には大きな問題へと直面したね、雰囲気が本当に悪くなっていたよ」とコメント。だが最終的にはミケル・アルテタ監督の続投が認められ、「自分たちの軌道を修正することができたんだ。すくなくともヨーロッパリーグを視野に入れることはできているよ。チャンピオンズリーグは非常に難しいけどね」と話す。

 だがそのチャンピオンズリーグの舞台こそ、ベルント・レノを大きく飛躍へと導いた場所でもあるのだ。今から10年前のこと、VfBシュトゥットガルトのBユースで国内優勝を果たしたレノは、その後にセカンドチームへと昇格するも、最初の壁にぶつかることになる。「どんなにいいプレーをみせても、トップチームの練習に参加できなかったんだ。理由はよくわからない」と回顧。

 ユースの年代が過ぎてもなお、「セカンドチームへと戻されて、失望を感じた」というレノは、「まだ若いから実践が重要だという、お決まりの言葉はわかっているけど、でも僕自身は「勝負したい」と思う性分なんでね」と強調。「平等にチャンスが欲しい、トップチームにずっといたいし、常に振り回されたくなかったんだ。」と明かしている。

 ここで一気にこの壁が崩れ去る日が訪れることに。レヴァークーゼンが19歳のレノのレンタルを求めてきたのだ。「その1週間後にはブンデスリーガの舞台、3週間後にはチャンピオンズリーグの舞台に、僕は立っていたよ。」

 その舞台の名前は、スタンフォード・ブリッジ。FCチェルシーの「ロッカールームにいる僕をみて、周りの人は何でこいつがここに?なんて思っていたんじゃないかな。こんなことが起こってしまうなんてね」

 そしてレノはここで手にしたチャンスを活かし、レヴァークーゼンでのレギュラーの座を決して手放すことなく、守護神としてドイツ代表にまで飛躍。そして2018年には、そのロンドンに本拠地を構えるFCアーセナルへと移籍を果たすことになる。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報