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2021年07月21日

ドイツのクンツ五輪代表監督、18人でも「監督として楽な所も(笑」

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 木曜日にブラジル代表との東京五輪初戦を迎える、ドイツ五輪代表のシュテファン・クンツ監督は、その開催地である横浜国際総合競技場の視察が急遽取りやめになったことを受け、オリンピック選手村を選手たちと訪問。それには「経験したことないものでとても感銘を受けた」とのことだが、すでにその視線は間近に迫ったブラジル戦へと向けられていた。

 指揮官はブラジルの方が立場的にはやや優位とみており、「ブラジルは個々のポジションにおけるクオリティが非常に高い。それはどこで選手たちがプレーしているかをみれば、一目でわかることだろう。」とコメント。「また欧州ではあまりみられない、U23が存在していることで、その世代で共にプレーをしているという経験値も、アドバンテージになると思うね」と述べている。

 そこで先日に和歌山で行われたホンジュラス代表とのテストマッチでは、クンツ監督は3セットに分けることで、様々なテストを試験的に導入。「できるだけ多くの情報を手に入れるためなんだけど」と説明した指揮官だったが、フィールドプレーヤーはわずか15人という体制のため「それほどチョイスもないんだけどね」とコメント。でもその方が監督としては「何かと楽ではあるんだけど」と笑顔をみせた。

 一方で選手たち自身の中では、ナディーム・アミリが強調するように「大会に向けて燃えている」ところであり、ブラジル代表との「大一番」を前にある種の興奮を覚えているが、それと同時に「しっかりと準備はできている」とも。この試合には2014年W杯でのブラジル相手の大勝劇も、2016年五輪決勝での敗北も、今回の準備の過程では一切関わるものではなく、そしてそれは先日に伝えられた人種差別の一件についても同様だ。「もう、それはない」とクンツ監督と述べ、「今は試合に向け、良い準備をすることだけ」と語った。
  


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