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2021年07月26日

18人、数的不利、結成10日、暑さ。アミリ「疲労が半端ない」

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 東京五輪グループリーグ第2戦では、ナディーム・アミリは初戦のブラジル戦と同様、リーダーシップを発揮し、そして前半11分にはトイヒェルトからの低いクロスを、その視野の広さと正確さでファーサイドに沈めて見せた。しかしながら他の選手たちと同様に、時間がたつにつれてその疲労は顕著なものとなっていき、パスミスを続出。それをカバーするためリスクをかけたアモス・ピーパーは、結果的に退場処分を受けてブラジル戦と同様に数的不利へと陥る結果となっている。

 アミリは、「粘り強く、そしてしっかりと準備をして臨んだサウジアラビアによって、僕たちは反撃され、同点に追いつかれてしまった」とコメント。「相手には大きな敬意を表する。彼らは素晴らしい選手たちであり、僕たちは大いに苦しめられた」と強調しながらも、ただ猛暑の中で「僕たちは(規定の数より4人)メンバーが少なく、毎試合ごとの疲労は半端ない。それに僕たちはまだ、結成からわずか10日しか経っていない上に、相手も手強かった。また今回も退場者がでてしまい対応を余儀なくされている」と指摘。「でも今回でみせていたパフォーマンスができれば、きっと結果もついてくるはずだ」と前を向く。

 しかしながらシュテファン・クンツ代表監督は、これに反論。「これではダメだ」と述べ、例えばアミリについては「致命的なパスミスを犯してしまっていた」と説明。だがそれでも「半端ない疲労」の中、誰か代わりの選手はいるのか?バックアップGKのブローダーセンは、「不測の事態に備えて」75分にはフィールドプレーヤーのユニフォームへと着替えていたほどだ。「次の試合でもそこまで変更できないことは残念だ」と指揮官。協力を得られなかったクラブを非難したものであるが、それは至って正統な指摘だろう。「だが選手たちは最後の最後まで力を出し切る姿をみせている」とクンツ監督。とはいえ果たして、次戦でブローダーセンがフィールドプレーヤーに変わるのは、試合の何分からということになるだろうか。 


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