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2018年11月09日

ツェントナー「それで乗り越えられるようになるさ」

1. FSV Mainz 05
1. FSVマインツ05
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 今シーズンは先発GKとしてプレーしてきたフロリアン・ミュラーがまだ3週間の離脱にあるという状況のため、土曜日に行われるフライブルク戦でも引き続き、マインツのゴールを守ることになるのは、ロビン・ツェントナーだ。

 昨シーズンにもレネ・アドラーの負傷により、第10節から24節まで先発GKを務めていた同選手にとって、特にブンデスリーガデビュー戦の次の試合となった第11節、ボルシア・メンヒェングラードバッハ戦での事だろう。

 1−1で迎えた前半31分のこと。味方DFからPA中央へのバックパスが届き、それをツェントナーは一旦足で抑え、そしてそれを再び味方へとボールを渡そうとした。だがツェントナーが足を振り切るも、そこにはボールはなく豪快に空振り。バックスピンがかかったボールは、ツェントナーの数メートル先に転がっており、ドイツ代表ラース・シュティンドルが猛然と襲いかかってきたのである。

 なんとかシュティンドルよりも一瞬、ボールに早く到達してツェントナーはボールを守りきり難を逃れることに成功したのだが、結果的にその珍プレーはユーチューブで相当数見られる結果にもなっており、ツェントナーは希望しない形で話題の選手となってしまった。

 しかしそれから1年が経ち、今は別の意味で注目を集めている。ミュラーが離脱して代役を務めたヘルタ戦、ドイツ杯アウグスブルク戦、そして先週のブレーメン戦でも、3試合平均キッカー採点2.67をマークする活躍を披露。特にそのフィジカルでの強さを活かして、1vs1では非常に落ち着きとライン側での好反応を見せているところだ。

 これからもしばらくの間は、ツェントナーにとって貴重なアピールのチャンスが続くが、ブレーメン戦後に同選手は「ナーバスにはならないようにする術も、そして自分のもっている力についても理解している」とコメント。「これがデビュー戦という訳ではないんだし」と述べ、「状況を受け入れていくということ。それで時にプレーしないことも乗り越えていけるさ」と言葉を続けている。
 


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