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2020年05月19日

長期離脱明けのチ・ドンウォンが、先発で復帰戦を飾った理由

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 昨夏にFCアウグスブルクへと加入するも、膝へ重傷を負いここまで長期離脱を余儀なくされてきたチ・ドンウォンが、コロナ危機中断明けとなった週末の1.FSVマインツ戦にて先発で復帰。試合後。アヒム・バイアーロルツァー監督は「彼はこの期間を利用して再び自身の良さを取り戻した」と評価。

 「確かに久々の試合だったし、まだこれからという所もある。だがトレーニング中、彼はその精神力と献身性をピッチ上にもたらしており、先発起用のチャンスを手にするのは妥当だったと思うよ」と、説明。ただ今回、マインツはようやく本来の構想通りの起用を行うことができたとはいえるだろう。

 昨夏にアウグスブルクがチを獲得した理由の1つが、大黒柱ジャン=フィリッペ・マテタへ不測の事態が起こってしまった場合に備え厚みをもたせた事にあり、例えば法外な移籍金額の提示による売却や、万が一負傷による長期離脱となった場合を考えてのことだったのだが、思わぬ形でチとマテタが立て続けに長期離脱。シュヴァルツ監督の解任劇へと繋がっている。

 だがコロナ危機による中断明けとなったリーグ戦再開初戦にあたり、出場停止となったマテタの代わりにチがセンターフォワードとして先発出場。そして後半途中にバイアーロルツァー監督は、チとタイウォ・アウォニイを入れ替えるという采配が的中する形で、最終的にマインツは2点差を追いつき痛み分けへと持ち込むことに成功した。
 


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