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2020年10月13日

マインツの元主将ベル、ストライキは「必要な痛み」

1. FSV Mainz 05
1. FSVマインツ05
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 先日行われたブンデス2部カールスルーアーSCとのテストマッチにおいて、1.FSVマインツ05のヤン=モリッツ・リヒテ監督は、シュテファン・ベルに対して多くの出場時間を与えることを重視していた。1年前に足首に複雑な負傷を負った29才のベテランCBは昨季を棒に振っており、今回の出場について「楽しかったし、これからも楽しみだ」と明るい表情をみせている。

 だが6人が揃うCB争いの見通しは決して明るいものではないだろう。それでも「希望は常に持ち続けているよ。そうじゃなくては、モチベーションを高く保ち続けることは困難だ」と強調しており、「定位置争いでライバルたちにプレッシャーをかけていきたいと思う。最終的にはみんなで失点を減らしていかなくてはならないものだし、そこで僕としてはピッチ上、それが叶わないなら練習での競争力を高めることで、間接的に貢献していければ」と、かつて主将を務めた同選手は付け加えた。

 とりわけ今シーズンは開幕3試合で11失点を喫するなど、スタートダッシュでのつまづきが如実に見て取れる状況であり、「確かに僕たちは昨季と同じように、特に守備面での安定性という点で問題を抱えている。悪い時期に直面しているよ」とコメント。その一方でピッチ外で特にマインツでは、アダム・シャライの下部チーム送致を巡り、選手たちがストライキを起こす事態へと発展したが、それでもベルは前向きな考えを示した。

 「こういった出来事がきっかけとなって、痛みを伴いながらも大切なプロセスが生まれているように思う。必要な痛みだったのではないかな。僕たちは物事について話し合い始め、そしてみんなでまたマインツの気持ちを作り上げて行こうと皆で変えようとしている。ブンデスの開幕直後ということで違和感もあるかもしれないけど、基本的にはむしろ贅沢な状況ともいえると思う。」
 


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