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2017年05月08日

”お山の大将”バイエルンが、ブンデスの弱体化を招く?

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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今週なかばにマドリード、そしてトリノで行われたチャンピオンズリーグ準決勝では、ドイツを含む世界中のサッカーファンからの注目が集った。だがその舞台はおろか、ヨーロッパリーグ準決勝にも、ブンデスリーガ勢の姿はもうすでにみられない。

2013年には史上初となるドイツ勢によるCL決勝が行われ、さらに翌年にはブラジルワールドカップでドイツ代表が優勝を果たした。しかし1997年にドルトムントがCLを制して以降、これまでドイツ勢は4度の国際タイトルの獲得したのに対して、スペイン勢は18の国際タイトルの獲得に成功。そして今季はついにCL、ELともに4強入りを逃したわけだが、果たしてブンデスリーガは特に不振に陥っているのだろうか?

しかしジュゼッペ・ベルゴミ氏は「2013年のときに、ブンデスリーガが世界最高のリーグであったわけではなかったと思うし、別に今が特別に危機的状況にあるとも思わないね」と指摘する。確かに準々決勝でバイエルンが敗れたのはレアル・マドリードであり、ドルトムントに至っては試合開始直前にチームバスが爆発物によって襲われるという事態もあったことなど憂慮すべき事柄はある。

だが2001年にバイエルンでCLを制したウィリー・サニョル氏は「バイエルンは年を取りすぎている。今のサッカーでは激しいプレーが求められており、もっと精力的に走って、もっとスプリントしないと。それができていないから、問題を抱えることになるだ」とコメント。

その一方で、現在マンチェスター・ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、フランスのメディアに対して「バイエルンがどうやって毎年優勝しているか知っているか?夏になったら、ドルトムントからベストプレイヤーを引き抜くのさ。ゲッツェ、レヴァンドフスキ、そして今回はフメルスだ」と2013年以降にバイエルンがとった政策について触れており、逆にプレミアでは一強体制が継続することはなく「力が分配されている」との見方を示した。

加えて同じくサンチアゴ・カニザレス氏も、「バイエルンは自国のライバルを弱体化させているのさ。やりたいときに、いつでもね。そうやってきたから、そのライバルチームは海外での競争力が低下していってしまうんだよ」との考えを述べている。


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