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2017年10月27日

ライプツィヒとの激闘で見えた現在のバイエルンを示す7つのポイント

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最終的には運にも味方され、PK戦の末にライプツィヒを撃破することに成功したバイエルン・ミュンヘン。「両チームによるトップマッチだった。素晴らしいファイトだったね。我々は勝利を収めたし満足だ」と、試合後にカール=ハインツ・ルメニゲCEOは振り返った。そんな”トップマッチ”から得られたハインケス監督下でのバイエルン・ミュンヘンに関する現状のポイントは以下の7点である。

アルトゥーロ・ビダルは完調には程遠い:チリ人MFはまだフィットネス面で不足しており、プレッシャーのかかるなかでパスミスやファウルを多く犯す場面も見受けられた。そのあめライプツィヒ戦では退場の危険にも晒されており、ハインケス監督は早期の交代へと踏み切っている。そのためむしろダブルボランチの一角よりも、負傷離脱のミュラーや調子が上がらないハメスのトップ下の方が、チームにとって好影響をもたらすことができるかもしれない。

セバスチャン・ルディは好影響:ビダルとトリッソによるダブルボランチは思うように機能しなかった。ティアゴをトップ下に配置するならば、ダブルボランチは闘争心溢れるタイプを二人配置するのではなく、そのうちの一人はルディのようにテクニックをもった選手が必要となってくるだろう。

度重なるシュートチャンスを活かせない:1−0で勝利を収めたハンブルク戦でもいえることだが、バイエルンは早々に試合を決めてしまうチャンスがあったにもかかわらずそれをいかすことができなかった。後半73分にようやくティアゴのヘディングでゴールをこじ開けたが、しかしレヴァンドフスキは5回、ティアゴも2回、キミヒやフメルス、リートにもそれぞれビッグチャンスは訪れていた。もしもCR7ならばハットトリックを演じていてもおかしくはなかっただろう。確かにブンデスではこれまで、ロベルト・レヴァンドフスキが9得点を記録している。しかしそれに続くのは、トリッソとロッベンによるわずか2得点でしかないのだ。

フィジカルコンディションは改善:フィジカルコンディションについては、カルロ・アンチェロッティ前監督時代はあまりにも不足していたが、ライプツィヒ戦では合計129分間を戦いつづけることができている。ただしもしもケイタが退場処分を受けていなかったらどうだったのか?バイエルンは74分間も数的有利の中でプレーしていたことを踏まえれば、まだ疑問が残るとはいえるかもしれない。

意欲と精神力の強さ:選手たちはどうしても勝ちたいという、勝利への意欲を見せていた。それはこれまでバイエルンでは長く目にされてきていたものだ。そして精神力が試されるPKの場面では、バイエルンの選手たちはいずれもPKを見事に沈めてみせている。

スウェン・ウルライヒは信頼できる:負傷離脱中のマヌエル・ノイアーの代役を務めているスウェン・ウルライヒは、アンチェロッティ前監督の下ではミスも目立ってはいたものの、しかしながらハインケス監督就任からはこれといったミスは見受けられておらず、最後のPK戦の場面ではヴェルナーの弱々しいシュートにも助けられたが、夏のスーパーカップと同様に再び勝利を味わうことができた。

キングスレイ・コマンは改善が必要:若きフランス代表は素晴らしいスピードを披露し相手DFを切り裂いてみせてはいるのだが、しかしながら判断ミスがしばしば見受けられるなど課題も露呈する結果となっている。


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