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2018年07月16日

バイエルンのW杯参加12選手の総括

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 バイエルン・ミュンヘン自体で今大会のワールドカップを総括するならば、むしろ期待はずれの結果に終わったものの、そのなかで昨晩にはコランタン・トリッソが、バイエルン所属の外国人選手として、ジョルジーニョ(1994年ブラジル代表)、リザラズ(1998年フランス代表)に次ぐ、ワールドカップ優勝選手となった。

コランタン・トリッソ:今大会で優勝を果たしたフランス代表のなかで、決して先発メンバーに固定される選手ではなかったものの、12・13番目の選手として重要な存在となり、先発した試合は2試合、そして途中からは決勝も含め3試合でプレーした。

ハメス・ロドリゲス:前回大会で得点王に輝いたコロンビア代表だったが、今大会では負傷にみまわれフル出場したのはポーランド戦のみ。そこでは2アシストをあげる活躍をみせてはいたもおのの、敗退を喫したイングランド戦ではその様子を観客席から見守っていた。

ティアゴ:スペイン代表の一員として参加したティアゴだったが、得た出場機会はグループリーグ初戦のポルトガル戦での終盤20分、そして最終節のポルトガル戦っでの先発のみ。16強で開催国ロシアにPK戦の末破れた際には、ベンチでその瞬間を迎えていた。

ロベルト・レヴァンドフスキ:1990年大会以降、はじめてバイエルンの選手が誰一人としてゴールを決められなかった、その大きな理由の1つがレヴァンドフスキにあるといえるだろう。今大会で同選手は大きく評価を下げる結果となった。それはグループリーグ3試合でkicker採点4と精彩を欠いただけでなく、チームメイトに対する批判もその理由なのだが、ただ後者については確かに求めていたサポートを得られなかったということだけは確かだ。

マヌエル・ノイアー:昨年9月に中足を骨折して以来、マヌエル・ノイアーが公式戦での復帰をこの大舞台で、主将として果たした。初戦のメキシコ戦での失点はどうしようもないものであり、続くスウェーデン戦でのパフォーマンスは良かった。最終的に韓国戦で2点を許して敗退を喫することになるのだが、ただ最後の失点は起死回生を狙ってノイアーも攻撃参加した際のカウンターによるものではあった。

トーマス・ミュラー:調子も、得点も、アシストも、そして運も、全てを見出せずに終わってしまった大会となってしまった。特にミュラーは過去2大会で5得点ずつ決める、『大舞台での男』ぶりを発揮していたものの、韓国戦では先発メンバーからさえも外される状況へと陥っている。

マッツ・フメルス:メキシコ戦での失点場面を遠く離れたところから見ることとなり、続くスウェーデン戦では負傷のために欠場、そして韓国戦では勝ち抜けの絶好機でヘディングを決めきれずに敗退を喫するなどの経験を味わった同選手ではあるが、しかし不甲斐ないドイツ代表のなかではまだ良い印象を残した方に入る選手ではあるだろう。

ジェローム・ボアテング:なんとか大会に合わせてきたボアテングだったが、しかし復調しきれていたとはいえない。スウェーデン戦では、重要な局面で愚かなファウルにより数的不利の状況に追い込み、その退場劇が今大会最後のボアテングのアクションとなった。

ジョシュア・キミヒ:ラームの後継者として大きな期待がのしかかった今大会だったが、それなりのパフォーマンスは見せていたとはいえるだろう。ただ初戦のメキシコ戦ではあまりに攻撃的に構えてしまい、相手に大きなスペースを与える事態を招く結果となった。さらにセンタリングを供給してもそこに受取手がない場面がみられ、今回は総じてみてキミヒにとっては1つの教訓となる大会だったといえるだろう。

ニクラス・ズーレ:出場停止となったボアテングの代わりに、韓国戦で先発出場したニクラス・ズーレ。確かに結果としては0−2で敗退を喫したが、しかし特に悪かった部分が目立っていたということもなく、新生ドイツ代表において1つの顔ともなるべき選手だといえるだろう。

レオン・ゴレツカ:今季よりシャルケから加入するレオン・ゴレツカも、この韓国戦でワールドカップデビューを果たした選手だ。ただ本職ではないウィングで起用され、そして途中で交代を告げられている。

セバスチャン・ルディ:負けられないスウェーデン戦でレーヴ代表監督は、エジルに代えてルディをサプライズ起用する作戦にでた。そしてそのルディもその期待に応えるプレーをみせていたものの、前半30分の対人戦で鼻骨を骨折。残念ながらルディのワールドカップはこの時に終わりを迎えてしまった。


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