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2018年07月30日

バイエルンのルメニゲ氏が米国ツアーを総括、国際化について持論を展開

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 今回の米国ツアーを振り返り、バイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルメニゲ代表は「素晴らしいツアーを行うことができた。うちのスタッフたちはこのツアーに向けて、数ヶ月にわたって準備を行なってきたが、素晴らしい仕事をしてくれたと思うよ。我々は2試合のテストマッチを行い、ちょうどいいバランスで行うことができたように思うね。」と語った。「ただユベントス戦の敗戦については、ちょっとという感じではあるが」

 そしてこれから迎えるブンデスリーガ、ドイツ杯、そしてチャンピオンズリーグでの舞台での戦いに向けて「どの争いにおいても、成功に満ちた戦いを演じていきたい」と同氏。「今回のツアーを通じて、いかにチャンピオンズリーグというものが、国際的に重要な位置を示しているのかを再確認できた。今年ぜひ挑戦していきたいね。2013年の時に味わった優勝の興奮を再び味わいたいと思う。近いうちにね。」と意気込みを見せている。

 ただ昨シーズンではその国際舞台では、ブンデス勢は苦戦を強いられていたが、このことについては「確かにスタッツ的にも結果としてみてみても、我々はここ数年間は少し下がったところがある。2013年にUEFAランキングで2位へと浮上し、残念ながらスペインの後塵は拝してはいるのだが、しかしながら今はイングランドやイタリアを交わしているんだ。」と説明。

 また国際化という点において、NBAやNFLの関係者らとマーケティングについて意見交換を行なったが「我々はプロフェッショナルに対応していくために、様々な意見に積極的にみみを傾けていかなくてはならない。ブンデスリーガは良い商品ではあるのだが、しかしながら重要になってくるのはいかに国際的にその存在感を示していけるかにあるんだ」との見方を示し、「ロシアでは辛い時間を過ごすことになってしまった。だからブンデスリーガとしてはシグナルを送るということ、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグで良い戦いを演じていくということなんだ」との考えを強調している。

 その一方で、クラブの強化という点では50+1%ルールが一つの焦点となるテーマだが、このことについては「我々のこの考え方というのは、アメリカの人たちには笑われてしまうものだよ。ドイツ人好みにこだわるべきではない。ほとんど全てのブンデスのクラブ、とくに各サッカー協会にこの考えが馬鹿げているほどに強いように思う。ドイツの幸運はそうやすやすと続くものではない。むしろそのつけが回ってくる日がくるだろう。もしもDFLやDFBがこのまま姿勢を変えることがなければ、難しくなっていくことだろうね」と持論を展開。

「ドイツはそれによってメリットを受けことになるはずだ、市場が解放されることによってね」と述べ、「すでにライプツィヒ、ホッフェンハイム、レヴァークーゼン、そしてヴォルフスブルクなど、これまでの枠組みに収まらないクラブが存在しているではないか。」と指摘し、他クラブが力をつけることで「我々にプレッシャーを与え、上位争いを展開する。そういうクラブの存在は嬉しいものだよ」ルメニゲ氏は言葉を続けた。


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