ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2018年08月06日

マンU戦でみる、バイエルンのコヴァチ新監督下での5つのポイント

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 まさにこれからのシーズンが、楽しみになるような試合展開だったといえるだろう。バイエルン・ミュンヘンは日曜夕方にマンチェスター・ユナイテッドとのテストマッチを行い、本拠地アリアンツ・アレナにて90分間を通じて試合を支配。ハビ・マルティネスのゴールにより勝利を飾った。

 このテストマッチの中で見て取れた、ニコ・コヴァチ新監督下でのバイエルンのポイントを5つあげていこう。

ディフェンス:この試合でマンチェスター・ユナイテッドがつかんだチャンスらしいチャンスは皆無だった。ワールドカップ参加組で米国ツアー参加は見送っていたキミヒ、フメルス、ボアテング、ズーレらがこの試合では出場。「ボールを奪ってからのカウンターが素晴らしかったし、ロストしてからすぐにボールを奪い返していたね」と、トーマス・ミュラーは賞賛。コヴァチ監督は安定した土台作りに重点をおいており、ニクラス・ズーレは「とても良かったのは守備面でのリスクマネジメントだ。チームとしてそこにしっかりと取り組むことができた。守備面では常に数的有利を形成していたよ。昨季は常にそうとはいかずに、問題を抱える場面が少なくなかったしね」とコメント。ノイアーも「重要なことは、守備面で数的有利を作れていたこと。そして前線で打開策を見出せていたことだ」と同調している。

セットプレー:バイエルンが長年抱えている問題こそ、コーナーキックやセットプレーにおける得点力の欠如だ。しかしながらこの試合でも、パリ・サンジェルマン戦で空中戦での強さをみせていたマルティネスが、ティアゴのコーナーからゴールを決めており、「現代のサッカーにおいて、セットプレーはとても重要なもので、僕たちもそこにしっかりと取り組んでいる。今日のようにうまくいくといいね。うちには空中戦でとても強い選手がいるし」と、ミュラーも手応えを口にした。

体調面:まだキレという部分では、特にワールドカップ参加組に関しては不足しているところが見受けられるのだが、しかしそれでも過去数年間と比較して、バイエルンの選手たちのフィジカルコンディションには改善がみられるといえるだろう。ジョシュア・キミヒは  「実際、体調はよかったと思うよ」と、最近のタフな練習についての質問に返答。「練習はかなりのものがあるし、より土台づくりに重点を置いているところだ。シーズン中にここからのメリットを享受できると思う」さらに今夏加入のレオン・ゴレツカも「練習にはなれる必要があるし、また異なる哲学。でも僕からみれば有意義なものだと思うよ」と語っている。

セルゲ・ニャブリ:スピードに長けた、ホッフェンハイムのレンタルから復帰したセルゲ・ニャブリは、今回の準備期間ではウィング、右サイドバックでプレーしてきたが、今回の試合ではトップの位置で45分間プレー。「彼のもつ能力だからこそできたこと」とミュラーは語っており、スピード、テクニック、そして深い位置への侵入などをみせるニャブリは、今夏の準備期間においてウィナーの一人に数え上げることができるだろう。

レオン・ゴレツカ:ミュラーと交代で後半から登場したレオン・ゴレツカ。試合ではセントラル・ミッドフィルダーからしばしば最前線へと顔をだす場面が見受けられており、そのなかで数多くの得点チャンスも掴んでいた。しかし最終的にはゴールネットを揺らすまでにはいたらず、「とても悔しいね。これまでデビュー戦では得点を決めてきた傾向があったし、今日はそのチャンスもあったんだけど。悔しいよ。でも今日より得点が重要な場面は、これから先にもあるだろうからね」と語った。


  • ブンデスリーガ・各チーム情報