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2018年09月17日

マテウス氏が語るレーヴ、ミュラー、ゲッツェ、”ロベリー”

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 現在はサッカー解説者を務める、元ドイツ代表主将ローター・マテウス氏は、今季バイエルンで活躍をみせるトーマス・ミュラー、ロッベンやリベリの立場、代表から遠ざかっているヴァイグルとゲッツェ、そして注目の若手指揮官テデスコ監督とナーゲルスマン監督について等、非常に興味深いテーマについて持論を展開した。

…バイエルンと代表におけるトーマス・ミュラーの役割について:「ワールドカップの時とは異なる選手として私はみている。再びサッカーを楽しんでいるようだね。活き活きと躍動しており、その姿から受ける印象はあの時とは一線を画すものだ。シュトゥットガルト戦での彼のプレーは楽しませてもらったよ。しかしフランス代表戦でプレーした彼のポジションは、彼が今プレーすべきポジションとは違うものだったと思っている。ヨアヒム・レーヴ監督は、選手がその実力を発揮できるポジションでプレーをさせるべきだ。それをニコ・コヴァチ監督は実に明確に示している。「ミュラーはうちの右側のCMFだ」とね。今はその場所を定位置としているところだ。もうこの議論は終わっていいだろう。ミュラーはウィングでもなく、トップでもなく、トップ下でもない。右のCMFなのだ。ドイツ代表ではむしろウィングの位置には、ユリアン・ブラントやリロイ・サネなどがプレーすべきだと思うね」

…ロッベンとリベリの役割について:「彼ら二人が大舞台で輝きを解き放つ時代は既に過去のものとなった・・・、そんなことは決して無い。ただそのためには重要なその時期に備え、コヴァチ監督が彼らのフィジカルコンディションを保つためピッチに立たせない日があるということを、二人がしっかりと理解できた場合に限ってのことだが。これまでしばしば、彼ら二人、もしくはいずれか一人がガス欠となっていたり、負傷を抱えて本調子に無いことがよく見られていた。だが本調子の彼らならば、大舞台での勝負どきに必要とされる、彼らはまだそういう選手だ」

…ヴァイグルとゲッツェについて:「すでに彼らがドイツ代表レベルに無くなってからは、随分と時間が経過してしまっていると、私は思うね。ヴァイグルに関しては負傷してしまったという部分もあるし、そもそもたった2試合しかプレーしていない選手なんだ。ゲッツェに関しては、決勝ゴールを決めた4年前の状態ではもうなくなっており、これまで2クラブ、様々な監督の下でプレーしながらも、いまだクオリティという意味でも、これといった役割という点でも、決め手に欠けるところがある。たとえばCMFとしてプレーするためには、守備面でのクオリティが不足している。ファヴレ監督がみているというセカンドトップあたりでプレーするにしても、そのファヴレ監督のサッカーにはそのポジションがないんだ」

…レヴァークーゼンのハイコ・ヘアリヒ監督に関する進退問題について:「ハイコはなかなか試合をうまくつかめずにいる。そのためには、リーダーシップを取るべき選手がピッチに不足しているのかもしれない。もしもさらに進退問題が激化するような事態へと陥ったと仮にするならば、その時に考えられる、レヴァークーゼンの戦力に非常にマッチした監督としてあげられる人物の一人は、ラルフ・ハーゼンヒュットル氏だろう。ロジャー・シュミット前監督のスタイルを再びもちこむことができるはずだ。だがヘアリヒ監督が、就任1年後に良い仕事をみせているということを、人々は決して忘れてはならないと思うね」

…開幕3連敗となったシャルケについて:「今シーズンはシャルケのすべての関係者、ドメニコ・テデスコ監督にとっても、1つのチャレンジとなるものだ。チャンピオンズリーグを含むシーズンでの戦いの中で、うまくバランスを見出していかなくてはならない。そしてそれは、昨シーズンにホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマン監督が成し遂げられなかったものだ。加えて新戦力のマルク・ウート、サリフ・サネ、そしてオマール・マスカレルらについても、チームに慣れていく必要だってある」

…ナーゲルスマン監督とテデスコ監督について:「テデスコ監督は昨シーズンに非常に良い仕事ぶりをみせていた。だがナーゲルスマン監督だって、そのクオリティを長期間にわたって実証してきた指揮官として評価することができるだろう。何より残留争いを演じていたクラブを、チャンピオンズリーグ参加にまで飛躍させてみせたのだ。そしてチームは魅力的なサッカーを見せており、その点でも私は気に入っているところだよ。ただテデスコ監督については、これからまずは証明しなくてはならない立場にあると思うね」
 


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