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2018年09月21日

古巣戦で活躍のサンチェスに、ベンフィカファンから温かな声援

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 水曜日に行われたチャンピオンズリーグGL初戦となったベンフィカ戦、この試合が古巣戦となったレナト・サンチェスは、この試合でバイエルン加入初得点をマークするなど、マン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍を披露してみせた。

 「今はとても良い気分だ。またリスボンに来れてとても嬉しく思っているよ。ここで10年に渡ってプレーしてきたしね。そこでプレーができ、そして得点も決めることができたのだから」と語った同選手。

 2016ユーロにて最優秀若手選手賞に輝いたサンチェスは、その後にバイエルン・ミュンヘンへと移籍するも思うように事は運ばず、翌年にはプレミアのスウォンジにて再起をはかったがこちらも思うようにはいかず、今夏には古巣ベンフィカがレンタルでの復帰を目指しているとも伝えられていた。

 しかしながら今夏から就任したニコ・コヴァチ監督はサンチェスにチャンスを与える考えを当初から示しており、「本来はティアゴが出場する予定だったんだ。しかし彼が離脱することになり、そこで今サンチェスを使わないなら、いつ使うんだ?と考えたんだよ」と説明。

「彼がみせたパフォーマンスは見事なものだった。あの若さにしていかに素晴らしい選手であるのか、テクニック面でもフィジカル面でも。さらに古巣のファンたちの前で得点も決めた。まさにファンタスティックだ」と喜びをみせている。

「レナトは卓越したテクニックの持ち主であり、非常にスピードに長けた選手だ。そしてフィジカル面でも良いところがある。プレー面でもね。それを我々は理解しているんだ。だからバイエルンは彼を獲得したのだから。今はフィジカル面において、非常に良いレベルにある。そしてそれが、良いパフォーマンスをみせていくための、その土台となるんだ。それに元気があれば、なんでもできるものだよ」


 さらにジョシュア・キミヒが「あんなことは見たことがないよ」と振り返ったのが、2点差となるゴールを決められたにも関わらず、古巣のファンたちに申し訳ないというジェスチャーをみせたサンチェスに対し「相手ファンから、スタンディングオベーションで、拍手を受けた」その美しい光景だ。

 主将のマヌエル・ノイアーは「とても素晴らしいことだった。得点を決めた瞬間も、そしてそこでみせたファンたちのリアクションも。ドイツでもなかなか経験のできないことだよ。そしてチームメイトとして嬉しく思っている。素晴らしい瞬間だった」とコメント。

「練習で良いパフォーマンスをみせていたし、それはみんなわかっていた。それを試合で見せることができたことが喜びを倍増させるものだよ。そして監督がもつ嗅覚という点も、1つの証明になったといえるだろうね」と賛辞を送った。

 またクラブ首脳陣からも、ウリ・ヘーネス会長は「これで新たな新戦力を迎え入れたね」と賞賛、カール=ハインツ・ルメニゲ代表は「今日の試合で、監督がレナトにプレーするチャンスを与えたことを、素晴らしいことだと思っている。そして古巣のファンたちから温かな拍手を受けた。素晴らしいホームのファンたちからのリアクションだ。そしてそれはレナトにふさわしい。心から祝福したい」と語っている。


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