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2018年10月17日

敗戦にも、若きドイツ代表は「世界王者相手に渡り合った」

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 確かに敵地パリでドイツ代表がみせた戦いぶりは、前半に関しては非常に内容のあるものを示していた。この試合でドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督は3バックを採用、そこでティロ・ケーラーを起用し、さらにオフェンスではリロイ・サネ、セルげ・ニャブリ、ティモ・ヴェルナーら、多くの若手選手を積極起用した。

 「選手たちは非常に意欲的に、果敢にプレーしていたよ」と、試合後にレーヴ監督はTVとのインタビューのなかで賞賛。そして負けられない世界王者との一戦の中で、若きドイツ代表はトニ・クロースがPKを決めてリードを奪うことに成功する。「まるで我々がオランダ戦で、3−0で逆に勝利していたかのような戦いぶりだった。相手が世界王者とは思えないほどにね」

 だがこの試合でもドイツ代表は引き続き、決定力不足の欠陥を示すことになる。逆にフランス代表は後半、アントワン・グリーズマンが2年前のユーロ準決勝での戦いを彷彿とさせる、2発でドイツ代表を再び沈めて見せ、最終的には1−2でフランス代表が逆転勝利をおさめた。

 ただ確かに決勝点となったPKに繋がったフメルスのファウルについては、主審の判定に疑問を投げかけるところはあったものの、「1−2と敗戦してしまった結果については残念だ。しかし別の見方をするならば、我々は世界王者を相手に堂々とわたりあっていたんだ。しかし前半では本来、2得点目を決めてしかるべきだっただろう。いい試合はみせたが、しかし結果としては報われなかったよ」と試合について振り返っている。

 同様の見方はニャブリも示しており、「「決してフランス代表よりも、僕たちが劣っていたということはなかったと思う。」とコメント、主将のマヌエル・ノイアーは「レーヴ監督とコーチ陣は、明確なプランを提示してくれ、そして基本的にはそれを活かせていたと思う。ただ結果はついてこなかったけど」と語った。


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