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2018年10月23日

ヘーネス会長の辛辣批判にも、ベルナトは堂々と対応

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 金曜午後にバイエルン・ミュンヘンの首脳陣らが会見を開き、メディアや専門家たちに対して、自らの選手たちに対する報道内容に「基本的人権の尊重」を訴えた。ただこれまでを振り返ったとき、ことウリ・ヘーネス会長については他クラブの選手、例えばメスト・エジルに対して「ここ数年間はク◯のようなプレーをみせてきた」と語ったり、先日ラフィーニャにハードファウルしたカリム・ベララビに対しては、「頭がイかれてるんじゃないか」と口にするなど、おおよそ”基本的人権を尊重”したとは思えない発言を行なっているのだが…。

 そしてさらにこの会見の席でも、そのヘーネス節は”元バイエルンの選手”に対して向けられた。「我々が昨年にチャンピオンズリーグでセビージャと対戦した際、ほぼフアン・ベルナト1人のせいで敗退寸前にまで追い込まれた。だから売却を決断したんだよ」とまくし立て、「ク◯ったれ」のようなプレーだったと言い放ったのだ。

 そんな辛辣な批判に対して、一方のフアン・ベルナトは「その話は聞いているけど、でも特にそれについてコメントすることはないかな。子供の頃から他人への感謝の気持ちを忘れてはいけないと教えられているしね」と述べ、「4年間過ごさせてもらったバイエルン、そしてそのファンたちに対して、僕は感謝しているんだ」と堂々たる対応を見せ返答。

 バイエルンには多くの友人たちが在籍しており、会見の翌日には電話で話すほどの関係性が構築されていることも明かした。「バイエルンのこれからの成功を願っている。在籍期間では、とても良い思い出があるんだ」

 一方でベルナトの代理人を務めるホセ・タラガ氏は、たとえサッカー選手であろうとも、その前に1人の人間であることを明確に強調しており、「どの人たちも、特にウリ・ヘーネス会長は、このことを頭に入れておく必要があるでしょうね。サッカー選手について話すときは、敬意も欠いてはならないと。それは人として、最低限に求められることだと思います」との考えを示しており、まさにヘーネス会長らバイエルンの首脳陣らは、会見を開きわざわざ自らオウンゴールを決めた格好となったといえるだろう。
 


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