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2018年11月12日

好調ドルトムント支えるトップ下ロイス「監督が当初から描いていた構想」

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週末に行われた注目のドイツ頂上決戦『クラシカー』を制した、ボルシア・ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEO、そして敗れたバイエルンのウリ・ヘーネス会長が、それぞれTV局スカイのインタビューに応じ、今回の対戦、バイエルンの現状、トップ下ロイス、そしてバイエルンの今冬の補強について語った。

 まず試合について、ヴァツケCEOは「試合全体を見ていればドローが妥当だったろう。重要なことは、今回の試合がサッカー界のための1つのPRになったということだよ」とコメント。王者バイエルンについて「決して彼らが弱くなったんではない。昨日も彼らはうまく機能していたではないか」と、ハイレベルな激戦であったことを強調。

 ヘーネス会長も、「素晴らしい試合を目にしたね。当然、2度リードしながらも敗れたのだから残念ではあるが。3−3が内容に妥当だったろう。選手たちのパフォーマンスは、満足感以上のものを感じている。今回の試合では、本来の姿に戻ってきていることを示していたよ」と、同様の見方を示している。

 ただここまでバイエルンがなかなか勝ち星に恵まれないことについては、ヴァツケCEOはむしろ「ブンデスリーガが、今年はとにかくレベルアップしているんだ。アウグスブルクやブレーメンは非常に厄介な相手であり、フライブルクもバイエルンと分けているしね」の考えをみせ、「しかし最後まで、バイエルンとの戦いとなることだろう」と強調。

 ヘーネス会長も、同様の考えをみせており「ドルトムントは今は他に追随を許さぬ戦いぶりをみせているね、我々はハードに取り組んでいかないと。最終節まで連覇をめざしがんばるよ。今のブンデスはまた面白くなったね。ワクワクする状況だよ。最後まで優勝争いを面白くしていきたいところだね」と意気込みを述べている。


 そのドルトムントの快進撃を支える大きな要因としてあげられるのが、今夏にバルセロナから加入したトップのアルカセルと、トップ下でプレーする主将マルコ・ロイスとのコンビだ。この日は「負担を考慮して」ゲッツェを先発起用したファヴレ監督だが、ヴァツケCEOによれば「当初から、ファヴレ監督はマルコをトップ下に据えることを意図していたんだ。そしてパコ・アルカセルのようなタイプの選手が、非常にうまくマッチしているんだよ」と説明。
 
 今季のロイスはリーグ戦11試合、ドイツ杯2試合、そしてCL4試合に出場し、ここまで11得点8アシストをマーク。さらに負傷で出遅れたアルカセルだが、こちらもここまでリーグ戦6試合(先発2試合)、CL2試合に出場し、9得点を記録する活躍をみせているところだ。

 一方でバイエルンは今冬に補強に動くかどうかについては、ヘーネス会長は「アクティブ動くことは、今の所はないと思うね。コマンが年内には復帰するし、ティアゴも2・3週間で戦列復帰できるだろう。また来年からはトリッソもオプションとなる見通しだ」と述べ、「我々は現状では監督が問題をかかるようになるとは考えていない」と語った。
 


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