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2018年12月01日

年次総会でバイエルンの会長が語った、重要な3つのメッセージ

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 リーグ戦12試合を経過して5位、首位ドルトムントとの勝ち点差は9にまで拡大した中で迎えた、2018年度バイエルン・ミュンヘンの年次総会。壇上にあがったウリ・ヘーネス会長は「みなさんへ、そこまで歓喜させるような将来性を語れるわけではないのだが」と前置きした上で、「我々はハードに取り組んでいかなくてはならない。ただ難しい1年になる、そのことは口にすることができるよ」と、言葉をつづけた。

 昨シーズンも開幕からつまづきをみせながらも、経験豊富なユップ・ハインケス氏を招聘し、この時期ではすでに立て直しがはかられていたが、ヘーネス会長は「確かに今年チームを再建していくにあたって、難しい1年が待っているだろうという恐れはあった」と認め、「再建には経験豊富なベテラン指揮官の方がやりやすさはあったかもしれない。しかし我々は別の決断を下した」とコメント。現在は進退問題に揺れるニコ・コヴァチ監督について「非常に良い解決策だと思う」と述べると、会場からは大きな拍手が湧き上がっている。

 また昨年にアリエン・ロッベンやフランク・リベリらと、単年契約で延長を結んだことについては、「みなさんの中で、それに反する意見は誰からか聞かれていただろうか?そういった感謝の気持ちを示すということも、このバイエルンのやり方だ」と語り、会場もこの言葉を好意的に受け止めていた。さらに同会長は、今シーズンにおいて「我々首脳陣は、あまり多くの投資を行うことは賢明ではないだろう、との結論に至っていた」とも説明。その理由として、スター選手が揃いすぎている環境では、若いコヴァチ監督にとっては難しい状況になると配慮した点もあり、「選手や監督とのの話し合い」を通じて、そのことに確信を覚えていることも強調している。「そしてまだこれからにも期待しているよ。現時点でシーズンを評価すべきではない。」

3つの重要なポイント

 さらにこの日、ヘーネス会長からはバイエルンの今後に向けて、3つの重要なメッセージが発せられた。まず1つめは、来シーズンに向けては多くの資金を投じて補強を敢行する予定であるということ。「我々にはその余裕も資金もある」そして2つ目は、来年12月末日までとなっているカール=ハインツ・ルメニゲ代表取締役との契約を、さらに2年間延長を見込んでいること。最後は入閣が噂されたオリヴァー・カーン氏について、来年2月に相談役会で「密に」話し合い「彼が役割を担う」可能性について指摘。おそらくは2月には基本的にカーン氏へのゴーサインが出されることになるだろう。
 


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