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2019年01月30日

ワグナー移籍がバイエルンに与える影響

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 水曜午前にバイエルン・ミュンヘンは、1年にわたってロベルト・レヴァンドフスキのバックアップを務めていたサンドロ・ワグナーが、中国リーグの天津泰達へと移籍することを発表。果たしてそれまで課題となっていたレヴァンドフスキの穴埋めには、どう対処していくのだろうか?

 ただ昨夏よりバイエルンの監督に就任したニコ・コヴァチ監督の下では、ワグナーは決してそこまでの役割を得られていたわけではなかった。後半戦での2試合では、31才の大型FWはメンバーからさえも外れており、穴埋め策としては既存の戦力から二人をあげることができるだろう。

 まずそのうちの一人が、ドイツ代表トーマス・ミュラーだ。身長189cmのオールラウンダーは、トップの位置での役割についても理解しており、これまでにも幾度となくプレーした経験がある。ただ本職とは言い難く、むしろ2014年W杯のときのように、ゴールを背にしてキープするよりもスペースを見出してそこを突くタイプの選手だ。

 もう一人の候補セルゲ・ニャブリについても、ミュラーと同様にレヴァンドフスキとは異なるタイプの選手だといえる。ダイナミズムをもった攻撃的選手は、確かに本職としてはウィングがあげられるものの、代表ではすでに前線の中央で起用されてきた。

 確かにまだ冬の移籍市場で動きに出る可能性はあるものの、しかしながら国内のリーグ戦においては、バイエルンのトップの位置の選手層の厚さがそこまで大きな影響を及ぼすことはないだろう。加えて昨季のチャンピオンズリーグにおいて、レヴァンドフスキの決定力に陰りが見えた際には、それをワグナーでカバーできたわけではなかったという側面もある。
 


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