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2019年04月07日

首位攻防で圧倒したバイエルン、「まだ勝ち点差1」のドルトムント

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 シュート数では22vs4、ボール支配率でも59%、対人戦勝率でも55%と上回り、さらに500以上のパス(成功率88%)を通して、ドルトムントとの首位攻防戦を5−0と大勝で飾ってみせた、バイエルン・ミュンヘン。試合後、ニコ・コヴァチ監督は「サッカーでは説明のつかないこともよくある」と述べ、「開幕当初のように、今日は相手に即座にプレッシャーをかけて試合を掌握していた。対人戦で勝利することで試合に入っていったね。今日の戦いぶりは本当によかったよ」と評価している。

 その守備の要として、かつて主将も務めた古巣ドルトムント相手に活躍をみせたマッツ・フメルスは「僕たちはアクティブにプレーしていけばやりやすくんる。それを今日は示すことができたと思う。ただまだシーズンはわからないけどね」とコメント。またこの試合で同じく古巣ドルトムントを相手に、ブンデス通算200点、そして201点目と記録したロベルト・レヴァンドフスキは「本当に良いプレーだったし勝利にふさわしかった。特に前半はよかったね」と述べつつ、「ただシーズンは終盤まで緊張感が続くだろう。落ち着きを保たないと。勝利をおさめたとはいえ、まだ勝ち点差は1なんだから」と言葉を続けた。


 一方のドルトムントの主将マルコ・ロイスは「ひどいプレーだったし、ひどい守備だった。正直説明もつかない。プレッシャーは全くかけられなかったし、バイエルンに圧倒された」と振り返り、「厳しく分析を行なって行かないと」とも。またこの日はトップの位置での先発起用となったが、このことに驚きはあったのか?との問いには「何に驚くんだい?もちろん本職ではないけど、最終的には大した問題ではないさ。どこにいるかなんて。力を発揮してプレーを見せていくということ。それをチームとして今日はできなかったんだ」と肩を落としている。

 ルシアン・ファヴレ監督は「本当に苦しい試合だった。学びの試合となってしまったよ。バイエルンが明らかに上回っていたし、はるかにスピードで上回っていた」と述べ、ゲッツェをジョーカーとしたことについては「試合の後になれば、ゲッツェを先発から外していたことがよくなかったともいえるかもしれないが、ただ外のシステムのほうがうまくいっていたかどうかは、私にはわからないね」と説明。ピシュチェクの先発起用には「練習でよかったが、まだ段階として早かっただろう。チャンスを活かせなかったのは残念だ。今日のような戦いをみせるようでは、当然ながら難しくなってしまうものさ。これからとにかく勝利あるのみだよ」と語った。


 ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは「前半はこの半年でみたバイエルンの戦いでもベストだった」と振り返り、「ここまでの形で勝利されたのだから祝福の言葉しかない」と述べ、逆に前半のドルトムントの低調さの説明はつかないとしながらも「これまでは素晴らしい戦いをみせてきたし、勝つときも負けるときも一緒だ」とチームに対する信頼を強調している。「もちろんリーグ優勝は目指していきたいね」


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