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2019年04月26日

PKの誤審騒動渦中のミュラー「少し横柄すぎてたなら申し訳ない」

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 ドイツ杯準決勝ブレーメンvsバイエルン戦の終盤に起こった、PK献上の場面が今もなお話題となっている。VAR導入プロジェクト担当のヨッヘン・ドレース氏は、後半78分にコマンへセラシエが軽く蹴ったことがPKとなったことは「正しくは無い」ことを認めており、本来ならば主審のダニエル・シーベルト氏はピッチ脇で動画にて確認を行うべきとの見解を示した。

 そしてこの議論はそのまま、バイエルンのトーマス・ミュラーにも向けられている。この日はキャプテンとしてピッチに立っていた同選手は、その試合後に「ゲブレ・セラシエは少しやりすぎた」ことと「キングスレイは自分から倒れるような選手じゃない」との「バイエルンという色眼鏡をつけない」自身の考えとして強調。

 さらにその1週間半前に行われたフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦では、1−3となったデュッセルドルフへのPK献上のプレーに対して「フォワードとしてあんなPKならいらないね。ビデオでみればハンドのようにより見えることだろうけど、でもファウルにする必要はないものだ。ルール上でどうあるべきかは知らないけどね。仮にキッカーを務めたなら、見当違いの方向に蹴っていただろうさ」と批判を展開していた。ただ実際にはそのフメルスのプレーは、ハンドという判定が妥当なものである。

 そういった経緯から今回の流れを受けて、元ドイツ代表MFは自身のSNSにて動画を投稿。「あのPKについて熱く議論がなされているけど、僕にはあれは明らかなファウルに見えたんだ。背後から押していたし、あれはファウルだと思う。ただあの場面でPKを与えるほどのファウルではなかったということだ」と説明。「試合のあとで、もちろん感情的になっていたところがあった。加えて今回はデュッセルドルフ戦後のあの無骨な発言も振り返されてしまった。ただ僕は言ってはいけないことを羅列するのではなく、ちゃんと口にしていきたい」としつつ、「ただ少し横柄すぎてたなら申し訳なく思う」と釈明した。

 さらにミュラーはこの日の89分に交代のためにピッチを後にする際に、あまりにも多くの時間をかけて交代していたことから、ブレーメンのニクラス・モイサンデルとの口論になったが、このことについては「僕は常にバイエルンを代表してピッチに立っていると自覚しているし、ああいうPKの判断があってものすごい雰囲気に包まれていたからね。多少のいざこざは普通のことだし、悪気はない」との考えを示している。
 


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