ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2019年06月25日

リザラズ氏、バイエルン加入のバヴァールは「2歩前進が必要」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 リュカ・エルナンデスとベンジャマン・パヴァールという、二人の若きフランス代表DFの獲得へ、それぞれ8000万ユーロと3500万ユーロを投じたバイエルン・ミュンヘン。果たしてこの投資に二人は応えることができるのだろうか?かつてバイエルンでプレーし、そしてフランス代表として欧州、更には世界の頂点にも立った、二人をよく知る元フランス代表ビセンテ・リザラズ氏は、これに疑問を呈している。

 特に現在TV解説者を務める同氏が驚きを隠せないこと、それはエルナンデスとパヴァールがサイドバックのみならず、センターバックとしても構想として描かれていることだ。「二人とも両方のポジションで、確かにプレーすることは可能だ。もしかすると私自身の考え方を変える必要があるのかもしれないが、二人はサイドバックだとみている」と、kickerとのインタビューの中でコメント。「確かに大きなポテンシャルをもつニクラス・ズーレがいるとはいえ、彼とパヴァール、エルナンデスという布陣でシーズンに臨むようなことは私はしないだろう」と言葉を続けた。

 エルナンデスについては、アトレチコで豊富に国際経験を積み、「大きな闘争心」をもった「非常に良い」左サイドバックとみているリザラズ氏は、「攻守にわたって強さを発揮する」点を特に評価。「この組み合わせというのは、現代の左サイドバックでは目立つものだ。たいていはオフェンスだけに長けているものだ」としながらも、それと同時に「国際レベルでみてトップクラスの選手かどうかはわからないがね」とも。それでも180cmという身長ながら、「恵まれた対人戦での能力」によりカバーすることは可能だろうとの見方も付け加えている。 

 それではパヴァールについてはいかがか?確かに国際経験という点でエルナンデスに劣る同選手だが、「メンタリティとサッカーに臨む姿勢」については評価。ただ「シュトゥットガルトとミュンヘンでプレーすることは違う。バイエルンは大きなステップアップだ。パヴァールは当然バイエルンでプレーするためにはもっと成長しなくてはいけない。課題は山積みだよ。テクニックは確かにいいものがあるし、パスにも長けている。しかし彼の成長はワールドカップから低迷しており、それ以降は物足りないものだよ。フランス代表においてもね。彼はそこそこしか見せることができていない」と指摘。

 そして右サイドバックとして、「守備面でもっと改善していかなくてはならない、もっとアグレッシブに。そして1vs1の場面についても学んでいかないと」と述べ、「パヴァールについては、あと1歩ではなく、あと2歩前進しなくてはならないだろう」との考えを語った。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報