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2019年06月28日

バイエルンが関心示すデンベレに、首脳陣が過去に発言していたこと

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 10年来に渡り両ウィングを支えてきたロッベン、リベリの退団に伴い、現在もその補強を目指しているバイエルン・ミュンヘン。当初はチェルシーの若手カラム=ハドソン・オドイ、そして今はドイツ代表リロイ・サネの名前が浮上しているところだが、そのプランBとしてバルセロナのウスマン・デンベレもあがっているところだ。

 2016年に仏1部レンヌからボルシア・ドルトムントに加入した際にも、バイエルンはデンベレに対して関心を示していたという背景もあるが、ただ当時のミヒャエル・レシュケTDは「まだトップチームでやれるには遠い」と評価。最終的にはその1年後には、大きな才能をもった選手であることを確認することになるのだが、ただ「お気に入りのクラブ」(レシュケ氏)であるバルサと5年契約で合意した上で、移籍を強行するため所属先のドルトムントにストライキを敢行。

 そこでドルトムントは、そシーズンにチーム2番目となるスコアラー(6得点13アシスト)を謹慎処分にし、バルセロナとの交渉の末に最終的には1億500万ユーロで売却することとなった。これらについて、バイエルンのウリ・ヘーネス会長は「とてもクレバーだった」と賞賛。「私なら謹慎だけでなく、最低10万ユーロは罰金を科すだろう」と持論を展開し、「契約は契約だ」と強調した上で「神のような清廉潔白さでもない限り、その選手を神のように扱う必要もない」と言葉を続けている。


 さらにその半年後には、今度はヘーネス会長は「私なら移籍させなかった。その手のニュース自体、皆さんはバイエルンでは見たこともないだろう?」と発言しつつ、ただドルトムントとは異なり「上場していないことから、我々は1億ユーロでも断れる立場にある」とも説明。またもしもバルセロナがストライキの背景にいるなら、と仮定した上で「ひどいよね。そんなクラブのことなんて、リスペクトなんてできないよ」と語っていた、なお元欧州クラブ協会会長のルメニゲ代表は「バルサがストライキを求めたとは思わない。おそらくは自分で考えたものだろう」の考えを示している。

 それから2年が経ち、どうやらバイエルンは再び、ウスマン・デンベレをリロイ・サネ補強ならなかった場合のプランBとして思い描いているようだ。ちなみにデンベレの契約では、次回の移籍時にドルトムントが2000万ユーロを手にする条項も含まれており、そのためバイエルンが仮に獲得した場合は、その一部がドルトムントにも渡ることにはなる。
 


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