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2019年08月03日

ボアテング、一転してバイエルン残留の流れか

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 昨シーズンが終焉を迎えた時、外からタイトル獲得を祝う選手たちを見守るジェローム・ボアテングの姿からは、すでにこの夏での移籍は既定路線にあるかのような印象が見て取れていた。しかしながら状況は一変、むしろバイエルンにとって再び重要な役割を担っている。

 昨夏にはパリ・サンジェルマンへの移籍に迫るも、ニコ・コヴァチ監督の構想に入っていた同選手はそのまま残留。だが後半戦からは指揮官は、先日ドルトムントへと復帰したマッツ・フメルスを重用するようになり、長期間にわたって苛立ちの募る日々をすごしてきた。そのためウリ・ヘーネス会長も移籍を提言。

 実際のところ、今もボアテングが移籍する可能性を除外することはできない。ただ1つ言えることは、ボアテングを巡るバイエルンでの状況に変化が見られているということである。先日の米国ツアーでも、ルメニゲ代表は「今後はまだ最終決断は下されていないが、ただ我々は彼に非常に満足してる」と評価。

 順調に準備期間を過ごす元ドイツ代表CBについて、トーマス・ミュラーからは「こういったプレーをみせる今のジェロームは、うちにとって好影響をもたらすものだ」と述べており、さらにCBニクラス・ズーレも「ジェロームはお気に入りの選手だ。彼と一緒にプレーするのは好きだよ」と賛辞をおくった。

 さらにアウディカップでは、ノイアーの代役としてミュラー、その後レヴァンドフスキと引き継がれたキャプテンマークを譲り受けており、週末に行われるドルトムントとの頂上決戦、DFBスーパーカップではボアテングは、そのズーレと共にCBコンビを形成していることだろう。

 確かにこの夏にバイエルンは移籍金8000万ユーロを投じて、アトレチコからリュカ・エルナンデスを迎え入れた。しかしながら加入前の負傷からまだ復帰を目指している途中であり、ズーレと共にバイエルンの将来を担う存在ではあるのだが、しかしまずは両者とも、今の状態にあるボアテングとの定位置争いを制さなくてはならない。
 


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