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2019年08月04日

ドルトムントとの頂上決戦に敗戦に、キミヒ「そこまでレベルは高くなかった」

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 4連覇を狙った今年のDFBスーパーカップでは、昨季国内二冠のバイエルン・ミュンヘンが、8万人以上が詰め掛けた敵地ドルトムントにて、0−2と逆に敗戦を喫する格好となってしまった。試合後、ニコ・コヴァチ監督は「もっとチャンスを活かさなくてはならなかったし、ドルトムントが得意とするカウンターを許してはいけなかった」とコメント。「選手たちの意欲は見て取れたが、守備の部分ではうまく対応していかなくてはならないよ」と課題をあげた。

 ただそれでも指揮官は、「しっかりとした試合はできていたとは思う」とも強調。「決してそこまで良かったと呼べるものではない。しかし我々はドルトムントをコントロールしていたんだ。しかしながらそのなかで、我々は2つのミスをおかしてしまい、それをドルトムントに活かされてしまったんだよ」同様の見方は主将マヌエル・ノイアーも示しており、集中力の不足から「ミスをおかして、ドルトムントを勢いづかせてしまった。それがなかったら勝利するチャンスは大きかったはず」と指摘している。

 「もっと一貫してプレッシャーをかけ続けていければ、もっと得点チャンスもつかめたはずなんだ」と言葉を続けており、さらにジョシュア・キミヒも「確かにドルトムントは勝利にふさわしかったと思う。でも彼らが僕たちを上回っていたということではない」と語った。「前半は良かったと思う。でも後半はかなり弱々しいところをみせてしまったね」


 逆にボルシア・ドルトムントのプロ選手部門担当セバスチャン・ケール氏は、試合後「特に2得点目は見事なカウンターだったね」と、ジェイドン・サンチョがみせた「素晴らしいスピード」について賞賛。それと同時にミヒャエル・ツォルクSDが「中盤に関してはバイエルンにうまくやられてしまった。アグレッシブさが、うちには不足していた」と課題をあげている。

 キミヒ曰く、「ドルトムントも多くのミスをおかしていたんだ。ただ問題だったのは、僕たちがさらに多くのミスをおかしていたということ」であり、総じて見て「決してそこまでレベルの高いものではなかった」が、ただそれは長い準備期間を経ての疲労からくるものではないともみているところだ。

 なおこの試合でさらに影を落としたのは0−2で迎えた後半76分。ピッチ外でジェイドン・サンチョがそのキミヒに足を踏まれて警告が提示された場面だ。コヴァチ監督は「見ていなかったので何とも言えないが意図的に行う選手ではない」と擁護。キミヒ自身はあくまでボールを取りにいった際「サンチョが体を入れ、ただもう足でボールを拾おうとしていたから、思わず踏んでしまった」と説明している。「決してわざとではなかったから、自分でも少し嫌な気分になったよ」

バイエルンは補強を、ドルトムントは縮小化をはかる


 最初のタイトルマッチで敗戦したバイエルンでは、この試合でさらなる補強の必要性を選手自身も感じ取っているところであり、米国ツアーでも強く訴えていたロベルト・レヴァンドフスキは「確かにポテンシャルの高い若手がベンチに座っているが、でも時にはすぐにインパクトを与えられる即戦力が、ベンチに控えている必要性もある。」と語った。

 またドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは「うまくチームは作れていし、とても良い感覚をメンバーからは覚えている。おそらく少し人員過剰でまだ移籍がこれから起こるかもしれないがね」との発言しており、現在では香川真司、マキシミリアン・フィリップらがその候補としてあがっているところだ。
 


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