ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2019年09月07日

残り30分、「同点」の場面で守りに入ったドイツ代表

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 ドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督が、自身にとって30試合目となる敗戦を喫したこの日の夜、試合をふりかえり「明らかに自分達の実力を下回っていた。オランダは90分間に渡って、我々よりも上回っていたよ。敗戦にふさわしい結果をみせてしまった」と厳しい言葉を口にした。「確かに1−0とリードすることはできていたものの、決して我々の方が試合をコントロールしいたわけではなかったことは明らかだった。特にオフェンスでの動きではあまりにロストが多く、なかなか危険なエリアにまで行くことができていなかったよ」

 本来は「もっと試合をつかんでいくことを思い描いていた」という指揮官は、「前半では、相手を追いかけて行く場面が、あまりに多くみられていた」とコメント。オランダ代表のクーマン監督も「ドイツが我々に、あれほどボールをもたせてくれるとは、驚いたね」と述べており、「前半でもあまり動けていない」状況で、「疲れているようだった」とも。レーヴ監督は、「プレッシャーの強さ」から、「なかなか自由になれず」、「幾度となくDFやMFからマヌエル・ノイアーへと渡す場面が見受けられてしまった。そしてオランダのさらなるプレッシャーから、ロングボールを多用する結果になってしまったよ。あれは我々が望んでいたものではない」と強調した。


 そして同点と追いつかれた直後、指揮官はヴェルナー、ロイスに代えて、カイ・ハヴェルツとイルカイ・ギュンドアンという、より守備的な選手を投入。まだ試合が30分以上残されていたにも関わらず、同点で逃げ切りを測りたかったのか?「実際のところ、我々としてはリードしている場面で、入れ替えたかったんだ」と明かしたレーヴ監督は、「我々としてはあの時間帯で、イルカイとカイを投入することによって、よりキープ力を高めていくことが重要だと判断したんだ」と説明。

 その理由として、「前線では、我々はなかなかボールをキープできていなかったのでね。カイは普段中盤から、深い位置へと侵入していく選手であり、イルカイはボールをしっかりキープしていく選手。それが私の考えだった」と指摘しており、「それから改善が見られなかったのは、何もこの2選手だけのせいというわけではない」と苦言。それから最終的に、3失点を追加されての敗戦となってしまうのだが、あまりにも多くのロストと、守備面でのミスが見受けられた。


 センターバックのニクラス・ズーレは「前半から、あまりうまくプレーができていなかった」と振り返っており、そもそも「ホーム戦で、あれほど相手にボールをもたれることは、決して僕たちの思惑ではなかった」と強調。「あまりに精彩を欠いたプレーだったと思う」と言葉を続け、「ここから学んでいかないと」と語っており、オフェンスのセルゲ・ニャブリも「失点の場面では、あまりに軽率なプレーをみせてしまった」と反省の弁を述べ、サイドバックのジョシュア・キミヒは「90分間に渡って、僕たちは受け身に構えてしまっていたと思う」との見方を示している。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報