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2019年10月08日

5戦連続ベンチのトーマス・ミュラー「何も言うことは無い」

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 週末に行われたTSGホッフェンハイム戦では、5試合続けてベンチスタートとなった、バイエルン・ミュンヘンの最古参トーマス・ミュラー。トップ下では今夏にバルセロナからレンタルで加入したコウチーニョの後塵を拝しているところであり、確かに両選手を同時起用するシステムの採用も考えられるところだが、ニコ・コヴァチ監督はそれはあまりにリスクが高すぎると考えている。

 確かにこれまでミュラーは、ウィングの位置でも多く出場する姿が見受けられていたが、しかしながら現在のバイエルンのウィングでは、セルゲ・ニャブリとキングスレイ・コマンの若手に加えて、今夏に加入したベテランのイヴァン・ペリシッチも定位置争いを展開している最中にあり、ミュラーにとってはなかなか定位置を見出しづらい状況へと追い込まれている。

 確かに指揮官もミュラーがチームの助けとなる存在であることを認めてはいるのだが、しかしながら先日に発せられたコメントは「もしも誰か必要となった場合、その時には確実に彼は出場機会を得ることになるだろう」というものであり、これを聞く分にはあくまで、緊急要員という以上のものを感じることができないといえるだろう。

 そのためミュラーが不満を感じていることに特に疑問を抱く必要はなく、この日の試合が終わって20分も経過していない頃には、すでにシャワーを浴び終わり、「英語でいうところの、ナッシング・トゥ・セイってやつだよ」との言葉を残してスタジアムを後にしていった。日本語でいうところの、何も言うことはない、というこの言葉からは、しかしながら多くの意味合いを感じ取ることもできるものだ。
 


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