2019年10月22日
ヘーネス会長「ズーレのユーロ2020は忘れろ」、コヴァチ監督「時間を与える」
今シーズンのリーグ戦ではここまで10失点。デュッセルドルフのフリードヘルム・フンケル監督からは、三冠達成の2013年では「リベリとロッベンが最終的に、守備面でも取り組みをみせていた」ものの、「ここ2年に関しては、守備はそこまで良いものではないと思う。それで今は、すでに10失点も喫しているのだ」とも指摘。
これに対してハサン・サリハミジッチSDは「気にはしないよ」と前置きし、「私の知るフンケル監督はフレンドリーで、ほかの監督とも良い姿勢をもって接する人物のはずだが」とチクリ。「確かに我々はもっと改善していかなくてはならない。それはわかっている」と強調しつつも、「ただそもそも誰に関して言えることだが、まずは自分の本分に立ち返るべきではないかね?」と言葉を続けた。
一方で、火曜日に行われるCLオリンピアコス戦に向け、ミュンヘン空港に姿をみせたウリ・ヘーネス会長は「守備面における問題は、私の中ではすでに結論がでているところがあある。もしも、マルティネスがボランチとしてプレーするのであればね。それなら我々は今後、失点数を減少させていくことが可能だ。」と持論を展開。「昨年のクリスマス」に同選手が復帰して以降、「連勝街道が続いたんだ」と語っている。
確かに週末のアウグスブルク戦では、マルティネスがボランチとしてプレーしており、ただそれでも2失点で痛み分けという結果に。選手の起用について、火曜日に会見に出席したニコ・コヴァチ監督はあくまで「あれはコーチと私が下した決断だ」と述べ、「私が選手を起用している」と強調。「日々選手たちと取り組み、日々彼らのことをチェックしているよ」と言葉を続けた。
ただその守備面で期待がかかっていたドイツ代表ニクラス・ズーレに関しては、先日左膝の前十字靭帯を断裂したことが明らかになっており、ヘーネス会長は「おおごとになってしまった。まさに大惨事だ。考えうる最悪の負傷だよ」と述べ、「今季は終わったと言えるだろうね。ユーロ2020も忘れるべきだ。来季に向けて復調をめざしていかなくては」と指摘。
なおコヴァチ監督は「復帰時期は予想はできない」としつつ、「最も重要なことは、時間を与えるということ。決してミスはゆるされない、早すぎる復帰というようなね。10年後を踏まえて、数ヶ月時間をかけてもリハビリを取り組むべきだ」と語った。「決して無理強いすることはしない。もしもユーロ出場が可能であればオーケーだし、もしそうじゃないならば、復調するための時間を十分に与えるということだ」
そのズーレの穴埋めとしての選手の補強については、サリハミジッチSDは「バイエルンではどんな可能性もある」としながらも、ヘーネス会長も共に「多くのオプションがある」との見方を示しており、「誰も獲得することはないよ」と明言している。
「チームは決して悪いプレーをみせているわけではないんだ。首位との勝ち点差は1だけ。みなさんは我々に「緊急事態」と言わせたいのだろう?得失点をのぞき、私は至って満足しているよ。もっとゴール前で良いものを見せてもらえれば、みなさんももう余り書くこともなくなるのではないかな?」
そのオフェンス陣で、ここのところ注目を浴びているのが、ここのところ出場機会に恵まれていないトーマス・ミュラーだが、「わずか数ヶ月前には高額の選手獲得が声高に叫ばれ、そしてコウチーニョを獲得したら、今度はミュラーがプレーしていないと?誰かが来るなら、それは当然のことだったろうに。使えとプレッシャーをかけるなんて、馬鹿げたことだよ」と、ヘーネス会長。
「トーマスはコウチーニョのポジションでプレーできる選手。素晴らしいじゃないか、それならコウチーニョを温存することもできる」との考えを語った。またウィングとしての起用については、同会長は「それは彼はあまりよくはないよ。それは誰もがわかっていること。彼自身も好んでいないしね」と述べている。
またコヴァチ監督は、「明日の試合でプレーすることになるのか、これからなのか。それは結果として見ていくことになるさ」と語っており、「ただトーマスがもつ重要性は、私はわかっている。それはいつかまた、実証されていくことだろう」とコメント。ウィングの起用は「彼にとって、決して美味しいポジションではない」との見方を示した。
その上で、「これほどのチームなのでね」と念を押しており、「タフなスケジュールを考慮してのものなんだ。どの選手も十分な出場機会はあるし、またどの選手にとっても休養できることは喜ばしいことだ」との持論を展開。一方でコウチーニョについては、「本当にいいプレーをみせてくれていると思う」と評価。「アウグスブルク戦での、後半はよかったと思うよ」と言葉を続けている。
.ドイツ代表の最新ニュース
- ラーム氏、ミュンヘンでは「最大50%の観客動員」を目標に2021年04月11日
- ミュンヘンに重圧、他国のユーロ開催会場では観客再動員プラン2021年04月10日
- トゥヘル体制初敗戦後、リュディガーがケパと衝突2021年04月05日
- フリック監督はボアテング代表復帰を支持、ヘーネス名誉会長に反論2021年04月02日
- 歴史的勝利の北マケドニア、ドイツ代表ヴェルナーを「名誉市民」に?2021年04月02日 sport1
- 独誌kicker20万人アンケート:理想のドイツ代表23選手2021年04月01日
- レーヴ監督「今回も辛い敗北感で代表戦を終えた」2021年04月01日
- ヘーネス氏、レーヴ監督の守備陣形変更に苦言2021年04月01日
- ドイツ代表がまたも歴史的敗北、約20年ぶりW杯予選敗戦2021年04月01日
- 「言葉がない」ドイツ代表、世界ランク65位の北マケドニアに敗戦2021年04月01日
今、最も読まれているベスト5!
週間ランキングベスト5
ブンデスリーガ・各チーム情報
- .ドイツ代表 (1,277)
- .日本代表 (38)
- 1. Bundesliga (3,896)
- 1. FCウニオン・ベルリン (440)
- 1. FCケルン (1,086)
- 1. FSVマインツ05 (1,191)
- DeutscherFussballBotschafter (3)
- DSCアルミニア・ビーレフェルト (190)
- FCアウグスブルク (1,144)
- FCザンクトパウリ (144)
- FCシャルケ04 (1,754)
- RBライプツィヒ (1,310)
- SCフライブルク (991)
- TSGホッフェンハイム (1,256)
- VfBシュツットガルト (1,051)
- VfLヴォルフスブルク (1,297)
- アイントラハト・フランクフルト (1,652)
- インターナショナル (548)
- ハノーファー96 (852)
- バイエルン・ミュンヘン (3,071)
- バイヤー 04 レヴァークーゼン (1,407)
- フォルトゥナ・デュッセドルフ (118)
- ヘルタBSC (1,330)
- ボルシア・ドルトムント (2,658)
- ボルシア・メンヒェングラードバッハ (1,320)
- ヴェルダー・ブレーメン (1,487)
- ヴュルツブルガー・キッカース (1)
- :: (758)