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2019年10月30日

バイエルン:格下へ辛勝にSDは皮肉も、前を向くミュラー

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 ドイツ杯2回戦へと臨んだ、前回王者バイエルン・ミュンヘン。最終的には2−1で勝利を収め、無事に16強入りを果たすことにはなったのだが、しかしながらピッチ上でみるその姿は余りにも不甲斐ないものであり、スポーツディレクターを務めるハサン・サリハミジッチ氏は、皮肉の表情を浮かべるほかなかった。

 ブンデスリーガ2部において残留争いを展開するVfLボーフムが、間も無く試合残り10分になろうかというあたりまでリードを奪っていることなど、一体どれほどの人が予想できていたことだろう。だがそれが実際に火曜の夜に起こっていたことであり、そしてそのリードに値する戦いぶりもまたボーフムは展開していたのだ。

 試合後、サリハミジッチSDは「良かった、本当に良かった。ビッグマッチの1つだった」と大いに皮肉をこめた表情を浮かべつつも、「そうじゃないとやってられない」と改めて強調。攻守に渡り失意の結果に終わっており、「この試合について、分析を行うことはできないだろう」との見方を示している。

これといったチャンスを作り出せないバイエルンは、ボーフムのウィングへパスミスから背後を突かれる場面を幾度となく露呈しており、コヴァチ監督が「疲労を考慮して休養をとらせることにしていた」ロベルト・レヴァンドフスキを、後半開始から投入する事態にまで追い込まれてしまった。


 さらにその後、立て続けにフィリッペ・コウチーニョ、そしてトーマス・ミュラーを投入したバイエルンは、83分にセルゲ・ニャブリのゴールによってようやく同点へと追いつくと、ミュラーがハンドを誘発して相手選手が退場。数的有利となったその直後に、今度はそのミュラーが決勝弾。最近ではベンチスタートが続き移籍の噂も浮上していた元ドイツ代表は「このような舞台で決勝弾を決めたのだから、とても嬉しいし喜びもひとしおだ」と述べている。

 だが後半でこそ「悪くはない」戦いを見せていたと見るミュラーとはいえ、「最近数試合で、僕たちが見せている戦いぶりについては、決してそこまで満足のいくものではないさ」ともコメント。そして「この時期、僕たちは現状を受け入れていくしかないし、この3試合で見せてきたように勝利を収めていくということだ」と前を向き、「さぁ、これから進んでいこう」と言葉を続けた。
 


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