ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2019年11月03日

フランクフルトに大敗のコヴァチ監督、ひとまずバイエルン指揮官続投へ

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 ニコ・コヴァチ監督はひとまずのところ、このままバイエルン・ミュンヘンの指揮官に留まることになりそうだ。日曜日午前の時点では、まだ早期解任の気運は見受けられてはおらず、至って普段通りの姿がゼーベナー通りでは広がっている。8時前に姿をみせたコヴァチ監督は、気温12度の中で70分間に渡る練習を指導。ヘーネス会長、ルメニゲ代表、サリハミジッチSDらも、特に緊急会合を行うということもないようだ。

 土曜日に行われたアイントラハト・フランクフルト戦では、バイエルンは数的不利の中で1−5と大敗。開幕から10試合を経過した時点で、ここまでの勝ち点数は18で失点数は16。これは2008/09シーズンにクリンスマン監督が記録した数字と全く同じであり、その年は最終的に3位でフィニッシュ。翌年に就任したファン・ハール氏も、開幕から10試合で勝ち点18と同じ道を辿ったが優勝。しかしながらその翌年では10試合で勝ち点15とさらに下回り途中解任、2位という結果に終わっている。


 フランクフルト戦後、コヴァチ監督は「開始8分で、全ての計画が台無しになってしまった」と、ボアテングの退場を悔やみ、「ミスが多すぎた。退場の場面では、相手PA内でのロストがきっかけだ。安易にロストし、そしてすぐにカバーしなくてはいけなかったができていなかった。」と説明。進退問題に揺れる中、首脳陣からの信頼について問われると「私個人の感情は重要ではない」と強調し、「私も甘ちゃんではない。しかし昨季も同じ状況に陥り、そして私は決して諦めなかった。今回も諦めない。決して」と巻き返しに向けて、意気込みをみせた。


 そのコヴァチ監督の前には、これから非常に重要な戦いが待ち構えている。まず水曜日には、チャンピオンズリーグGL第4戦オリンピアコス・ピレウスとのホーム戦が、そして土曜日にはドイツ頂上決戦、ボルシア・ドルトムントとの注目の対決が行われることになり、ミスや失点数の数の減少などに向けた早急の立て直しに向けた、この大きな山場の中でコヴァチ監督はその手腕を問われることになる。


 一方で勝利を収めたフランクフルトのマネージャー、フレディ・ボビッチ氏は試合を振り返り、「素晴らしい日となった」と喜びをみせ、「いい時間帯で得点を重ねることができたね」とコメントし、「バイエルンのようなチームが相手ならばクレバーにプレーしなくてはならない。相手をうまく走らせ、掴み取ってくれた」と評価。さらに総走行距離ではバイエルンを14km近く上回っており、「毎週、そういった姿をみせてくれているね」と賞賛している。「これから良い感覚と自信を胸に、ELスタンダールとの厳しいアウェイ戦に挑むよ」
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報