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2019年11月15日

オリヴァー・カーンが語る、未来のドイツ代表GKと混沌化するブンデスリーガ

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 間も無くして迎えることになる、2020年の年明け。この年からバイエルン・ミュンヘンの役員へ就任するオリヴァー・カーン氏にとっては、久々のブンデスリーガへの舞台へと戻ってくる特別な年明けでもある。そんな元ドイツ代表守護神が語る、バイエルンからの関心が伝えられた次世代のドイツ代表GK、ライプツィヒの飛躍、そしてドイツ代表で続く定位置争いについて。

…混戦となった今季のブンデスリーガについて:オリヴァー・カーン氏「常連、もしくは下馬評で優位と見られるようなクラブが、特にドルトムントやバイエルンなどが、つまづきを見せたりうまく物事が運ばないような事態に陥れば、そこでは他クラブへの注目が高まっていくものだ。ただここでのポイントは、果たしてこれが持続するのか?現在はグラードバッハが首位に立っているが、このことについて私は特に大きな驚きを覚えることはない。なぜならば、彼らは良いチームであり、そして非常に良い指揮官を迎え入れた。彼はザルツブルクにて成功を成し遂げた人物だ。それに他のクラブたちのサッカーにも成長がみられている。そもそもリーガ全体で見た場合に、イングランドのように複数のクラブが競り合えるような状況というのが重要なんだ。ただそこで見極めていかなくてはならないのは、これが持続性のあるものか、それとも一過性のものにすぎないのか、ということ。特に国際舞台での戦いが、トップクラブでの力の物差しとなるものだよ」

…ライプツィヒの成長について:カーン「数年前の彼らの立ち位置を思い返してみた場合、いかにして彼らが伝統的なクラブと比較して飛躍的に、上位争いへと成長を遂げたかが感じ取れるというもの。これはリスペクトものだ。革新的なテクノロジーがあらゆるところで活かされており、それがここまでサッカーにおいて違いを生み出してきている。これはたとえ予算が中堅、またはそれ以下のクラブであろうとも、大きなクラブとも渡り合っていけるということを指し示しているともいえるだろう。」

…シャルケのGKニューベルについて:カーン「彼は非常に早い成長を見せている、感心を覚えるほどにね。シャルケというクラブで素晴らしいパフォーマンスを披露しているだけでなく、23才という若さでキャプテンを務めているのだ。私は若い内からこういった経験を積むこと、つまりは責任を負っていくということを重要視している。この2つ、パフォーマンスを発揮するということと、キャプテンとしての役割を果たすということは、若い選手にとって正に、チャレンジという言葉で表現できると思うね」


…ニューベルのA代表における可能性について:カーン「将来的にそれを担えるだけのクオリティを備えた選手、しかし今の所は経験豊富な世界を代表するマヌエル・ノイアーが、絶対的な地位を確立しているところであり、それにバルセロナでエクセレントなパフォーマンスを見せているマーク=アンドレ・テル=シュテーゲンも控えているからね。」

…ドイツ代表におけるGKの議論について:カーン「ドイツ代表においてGKに関する議論が起こることは、何も目新しいことなどではない。ドイツには数多くの良いゴールキーパーがいたからね。テル=シュテーゲンが出場機会を求める発言を行なったことは、理にかなったことだと言えるさ。しかしながら現在を見る限り、私はゴールキーパーを敢えて入れ替える必要性を特に感じるわけではないね」
 


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