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2020年02月08日

エルナンデス、コマン、コウチーニョが置かれた、それぞれの立場

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 週末には注目の一戦、RBライプツィヒとの首位攻防戦が本拠地で行われる、バイエルン・ミュンヘン。この試合に向けて、負傷により長期離脱していたリュカ・エルナンデスが、先日のドイツ杯ホッフェンハイム戦にてベンチ入り。同じく負傷離脱していた同国フランス代表キングスレイ・コマンと共に、ライプツィヒ戦からリーグ戦でのメンバー復帰が見込まれているところだ。しかしながらハンジ・フリック監督は、いずれの選手、そしてフィリペ・コウチーニョについても起用方の明言を避けた。果たしてこの3人のスター選手たちが置かれた状況は、いったいどう言うものなのか?改めてチェックしていこう。

リュカ・エルナンデス:昨夏に移籍金8000万ユーロを投じ、左側のセンターバック、そしてサイドバックのオプションとして獲得したエルナンデス。膝の手術の影響で夏の準備期間を満足に過ごせず、秋には再び負傷を抱えた同選手だが、「順調にきているし、モチベーションも高い。あとは日曜日にみせてもらおう」とフリック監督はコメント。ただまずは実戦経験の場を与えるにも試合展開次第であり、この首位攻防戦でのいきなりの先発は考えにくい。特にバイエルンはシーズン途中から、アラバがCBとして、デイヴィースがSBとして定位置を確保。確かにボアテングの今後は不透明ながら、仮にエルナンデスを代わりに起用するならば、バイエルンの4バックのうち3枚は左利きということになる。

キングスレイ・コマン:ライプツィヒ戦においては、コマンは理想的なジョーカーとしてのオプションとして計算することができるだろう。膝関節の捻挫から回復し、すでに1週間以上にわたってチーム練習へと参加、今は対人戦でも特に制限なく臨むことができているという。コマンに対しては徐々に左ウィングへと戻していくことになり、ニャブリと共にスピード感あるウィングコンビを形成することになるだろう。トップ下では、フリック監督就任からトーマス・ミュラーが復活。ただその一方で、ウィングの貴重なオプションとなっていた、イヴァン・ペリシッチが負傷のため長期離脱へと入ってしまった。

フィリッペ・コウチーニョ:そのため先日のホッフェンハイム戦では、フィリッペ・コウチーニョが、今年2度目となる先発出場を果たしていたが、ただ時間が経過していくごとにパフォーマンスの低下が見受けられ、特に同選手のロストから危険なカウンターが見られることも。「全てがよかった訳では無いが、そこまで悪かったわけでもない」と指揮官。「自身でも完全に満足しているわけではないさ」と言葉を続けた。コウチーニョにとっても問題は、中盤において前述のミュラーやティアゴが好調ぶりをみせつけている他、ゴレツカも控えており、ウィングに関してはコマンやニャブリの方が有利。そのため現在の役割では、レンタルに含まれた買い取りオプションの行使は見込めないだろう。フリック監督は「キャリアの中では不振もある。練習ではとても良いし、状態も良い。彼についてはポジティブにみているよ」と強調した。
 


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