ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年02月12日

移籍を悔やまないコウチーニョ、ティアゴのサポートにも感謝

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 バイエルン・ミュンヘンにて定位置争いが続いている、フィリッペ・コウチーニョ。それでもクラブ内では時を追うごとに居心地の良さを感じており、そしてFCリヴァプールからの退団を後悔はしていない。27才のブラジル人MFは、米国のスポーツ雑誌”Sports Illustrated”とのインタビューの中で、そう語った。

 2018年1月にコウチーニョがバルセロナへの移籍を決断した際、それまで上昇気流を描いていたFCリヴァプールへ陰りが生じる不安を抱えていた者は決して少なくはなかった。だが実際には、コウチーニョの売却によって得た移籍金1億4500万ユーロによる影響もあり、むしろリヴァプールはより一層の発展を遂げることになる。

 このことについて、コウチーニョは「僕は決して驚いてなんかいないよ。とても喜ばしくみている、だってたくさんの友人がそこにいるのだから。それが全てだよ。過去を振り返るようなこともしないし、僕は別の道を歩む決断をして、今は別のところへと向かっているんだ」とコメント。

 さらに昨夏より加入したバイエルン・ミュンヘンにて、ここまでリーグ戦21試合のうち12試合で先発出場、6得点6アシスト、kicker採点平均3.57をマークしており、引き続き定位置確保に向けた戦いを強いられている。それでも「まだここにきて間もないし、別の文化に慣れるには時間も必要だよ」と強調。特にティアゴが「とても助けになってくれている。選手として素晴らしいだけでなく、人間としても素晴らしい」と明かした。

 そんなコウチーニョについて、主将マヌエル・ノイアーは「先発するのは時間の問題だ」と太鼓判を押してはいるものの、それでも現時点でみればレンタルに含まれた1憶2000万ユーロでの買い取りオプション行使は、全くもって未定と言わざるを得ないだろう。

 一方でコウチーニョは、今季途中から就任したハンジ・フリック監督について「バイエルンでの監督業は並大抵のことではないが、素晴らしい仕事をしていると思う」と評価。「プレミアと同様に彼もフィジカルで激しい。考える暇を与えないね。スピードとハードさがイングランドのようにあり、それでいてテクニック面でも良いよ」

 そして今季のバイエルンは、確かにシーズンの出だしにて「つまづき」をみせたものの、現在はチャンピオンズリーグにおいても「ブンデスリーガおいても」、コウチーニョは「良い状況に置かれている」と指摘。そしてそれはどうやら、自らの状況からも感じているようで、「僕が下した決断は良かったと思っている。今は、ただ前を向くだけだよ」と語った。

今冬、マンUからトリッソに関心


 今冬の移籍市場も先月末日をもって閉幕したが、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、バイエルン・ミュンヘンのコランタン・トリッソの半年間のレンタルを模索、しかしながら選手層の薄かったバイエルンからは即座に断りが入れられていたようだ。ただし2017年に当時のクラブ史上最高額で迎え入れたフランス代表の状況は明るいものではない。

 昨季の第3節に前十字靭帯を断裂して以降、あれから1年半が経過してもなお事は上手く運んではおらず、今季のリーグ戦での出場は10試合、うち後半戦はわずか2試合にとどまっており、そのいずれも終盤からの途中出場。果たしてトリッソは復活を遂げることができるだろうか?来季よりカイ・ハヴェルツ獲得の憶測も流れている。トリッソとの契約は2022年まで。 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報