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2020年02月22日

フリック監督、最下位パダーボルンに辛勝も「満足はできる」

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 金曜日に行われたブンデスリーガ第23節の幕開けを告げる、王者バイエルン・ミュンヘンと最下位SCパダーボルンとの一戦は、前半戦での両者による対決と同様、最後まで試合の行方がわからないスリリングな展開となり、最終的にはロベルト・レヴァンドフスキによる今季25得点目により無事勝利を収めることに成功した。

 試合後、バイエルンのハンジ・フリック監督は「2−2とされてから、我々なんとかしようと全力を尽くし、そして素晴らしいプレーによって結果を得ることができたよ」と、DAZNとのインタビューに対してコメント。「だから私はこの結果に、満足することもできるさ」と、言葉を続けた。

 ただそれと同時に指揮官は、相手のパダーボルンに対しても惜しみなく賛辞を贈っており、「迫られることになった。パダーボルンは良いサッカーをみせ、最下位ながら幾度となく、プレーで見せながら打開策を見出していたよ」との見方を示しており、ただそういった積極的な戦いは「承知していたこと」ではあったとも語っている。


 またその一方でバイエルンでは、この日に講じた戦略がうまくハマっていたとも言い切れず、この日採用した「3バック」については「決して何もかも良かったとは言えない」と評価。1点リードで迎えた前半終了間際には、深い位置に侵入したスルベニーへのパス、GKマヌエル・ノイアーが飛び出して対処する他なく、さらに足下を抜かれてゴールへと独走を許した。

 そのままゴールを決められたノイアーは、その直後にいつになくその悔しさを顕に。ただ最終的には勝利を収めたことにより、試合後には落ち着いた様子で「100回あのプレーがあって99回はうまくいくものだけど。でもあれが自分のプレースタイルだし、こういうこともあるさ」と、コメント。


 一方でハンジ・フリック監督は、むしろオフェンス面での問題点について指摘しており、「緊張感に欠けたプレーが幾つか見られた」と指摘。この日先発のチャンスを得たコウチーニョやコランタン・トリッソはパスミスが多く刺激もあまりもたらせず、先発デビューしたオルドリオソラと共に、CLチェルシー戦出場に向けてアピールはならなかった。

 ただそれでも、「チームパフォーマンスについては、全体的にみれば満足のいくものさ」と評価。マヌエル・ノイアーは「ホテルでこの試合を見ていた幾つかのチームに関しては、今回の結果を残念に思っていることだろうね」と、勝ち点のとりこぼしを避けられたことを強調している。
 


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