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2020年03月06日

バイエルンがアクション『レイシズムにレッドカード』

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 前節に行われたTSGホッフェンハイム戦では、バイエルンの一部のファンが、相手のディトマー・ホップ会長を誹謗中傷するプラカードを掲示したために、主審が2度に渡って試合を中断。そして2度目の中断後には選手たちは、ただ平和的にボール回しをするだけで試合を終え、この行為に対するシグナルを送っており、観客席からは温かな拍手が送られ試合後にも賛辞が寄せられた。

 だがこの出来事が起こる以前より、バイエルンでは『レイシズムにレッドカード ― 17のバイエルンの所信表明』と題したアクションが計画されており、それを木曜日にクラブ公式ページにて発表。その中には男女のサッカー選手やバスケットボール選手、さらにクラブ首脳陣らがメッセージを寄せている。

 例えば、アルフォンソ・デイヴィースは、クラブ公式日本語版にて「僕の両親はリベリアから移民した。僕はガーナで生まれてカナダで育ったし、今はミュンヘンを自分の場所だと感じている。移民の赤ん坊からチャンピオンズリーグに出場するトップクラブの選手へ:これが僕のストーリーだ。サッカーに国境がないことを僕は知っている。レイシズムは世界中にある ― 僕たちはそれに反対して立ち上がらなければならない。様々なカラー、異なる宗教、異なる国籍の僕たちが一緒にこの素晴らしいスポーツを楽しむために集まる、それがサッカーの意味だ。レイシズムはサッカーに属さない」と、コメント。

 また、レオン・ゴレツカは「市民としての勇気を示し、レイシストに行動を慎むように要求しよう ― スタジアムでも日常でも!」と訴え、ミュンスターにて起こったリロイ・クワドォーに対し差別行為が行われたことを挙げ「完璧な模範例だ」とコメント。「彼が侮辱された時、ファンは素晴らしい反応を示した」と賛辞を送り、「僕たちドイツ人の過去の体験から、ドイツでレイシズムが再び力を持つとは信じたくない。僕たち全員で阻止しなければならない」と語った。

 そしてハイナー会長は、「明らかにドイツ人の中にも、全ての隣人が我々の社会の一部であると認識することを学びなおすべき者がいる。レイシズムに言い訳などない」」と、強調している。
 


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