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2020年03月09日

ダメ押し弾のゴレツカ、ベンチスタートに「嬉しいことではない」

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 週末に行われたFCアウグスブルクとのダービーにて、途中出場からダメ押し弾を決めたバイエルン・ミュンヘンのレオン・ゴレツカだが、しかしながらバックアップに甘んじていた事自体について不満の言葉を口にした。このことについてハサン・サリハミジッチSDは理解を示している。

 1−0とリードした後半70分、フリック監督はこの日先発した若手FWザークツィーを下げ、セルゲ・ニャブリをトップへ、その右にトーマス・ミュラーをスライドし、レオン・ゴレツカを中盤へと投入。その交代が実を結んだのが後半ロスタイムであり、ニャブリとの見事な連携からダメ押し点となるゴールを決めて見せたのだ。

 だが2月終わりに筋肉系の問題を抱え、その軽傷からすでに回復を果たし「絶好調」の状態にあるからこそ、「もちろん、先発出場できなかったことについては、嬉しいことではないよね」と、コメント。これにはサリハミジッチSDも、「今日のようなプレーをみせれば、そういう事だって許されるものさ」と理解を示した。

 ただゴレツカ自身は監督の判断を「受け入れなくてはならない」ことも同時に強調しており、「これからも、引き続き取り組み続けて行って、このままの調子を維持し、そしてアピールをしていくよ」と、意気込みをみせている。


 またレヴァンドフスキの長期離脱にも役割を全く得られていないのが、フィーテ・アルプだ。昨夏にハンブルクから加入した期待の若手FWだが、それ以降は負傷に苦しむ日々を過ごしているところであり、先日のシャルケ戦にてようやくメンバー入り。しかし実戦の場は下部チームがプレーするブンデス3部で積んでいくことになり、先日行われたウンターハッヒングとのダービーでは決勝弾。

 フリック監督は「戦力となれることを示しているね」と、ここ3試合で1得点1アシストの活躍をみせている若武者について評価しており、「非常にいい若者であるし、物事に対して非常にプロフェッショナルに取り組んでいるよ」とコメント。ハンブルク時代ではドイツ第二の都市の期待を一身に背負って残留争いを戦い、そして今は王者バイエルンへ移籍するなど「いろいろと苦労もしてきた」と述べ、今後の飛躍へのサポートと期待感を示した。

勝利にも、ミュラーは苦言


 2位ライプツィヒが勝ち点を積み重ねられず3位転落、そしてバイエルンはアウグスブルクから勝利をおさめ、首位固めへ大きな前進を遂げることになったのだが、しかしながらミュラーは「思惑通りとまではいかなかったと思う」と、この日にみせたパフォーマンス自体についてコメント。「精力さに欠けていた。それでは苦しくなる」と言葉を続けており、特に「オフ・ザ・ボールでの動き」などに対して苦言を呈した。

 「確かに後半ではチャンスは多く得られるようにはなっていたけどね。でも仕留めるという感覚に乏しかったように思う。それはここ数週間でみせていたものなんだ。むしろ後半85分に、同点とされる危機から救ってくれた、マヌエル・ノイアーに感謝しなくてはならないだろう。心身ともに、また良いものをみせていかないと。特にいまは過密スケジュールから解放されるし、ここで一息ついて、もうひと頑張りしていかなくてはね」
 


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