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2020年05月26日

ドイツ頂上決戦:得点王レヴァンドフスキvs若武者ハーランド

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 首位バイエルンと、それを追うドルトムントとの直接対決を前に、今回の比較ではリーガを代表する二人のFW、ロベルト・レヴァンドフスキとエルリング・ハーランドをチェックしていこう。

 かつて両クラブで指揮をとった経験をもつ名将オットマー・ヒッツフェルト氏は、今年1月にはじめてドルトムントでプレーするハーランドを見た際に、「すぐに確信を覚えたね。彼は高いサッカーIQといいタイミングでの最前線へと仕掛けていくことができる。常に穴を模索しており、テクニックにも長け、冷静かつ早さをもった選手だ」と称賛。それと同時にヒッツフェルト氏は、「次のレヴァンドフスキ」となれるとも指摘した。加入からわずか3試合で7得点を決めたノルウェー代表は、ブンデスリーガにおいてその圧倒的強さを発揮。ここまで10試合で10得点を重ねており、チャンピオンズリーグにおいても印象的な活躍をみせている。

 そしてこれから迎えるドイツ頂上決戦において、ハーランドはその希望の光を放つ存在であり、そしてこれからこのティーンエイジャーはかつて同じようにドルトムントで得点を重ねた、OBとの直接対決へと臨む。それがここまで27得点をあげている31歳、ロベルト・レヴァンドフスキだ。そのレヴァンドフスキはハーランドについて、「大きなポテンシャルを持っているが、まだ時間が必要だろう。ただハードに取り組めば、いつかはトップレベルに到達すると思うね」とい評価。ただそんなハーランドは、周囲からの大きな賛辞の声を受け、そしてマイクを向けられても物静かであり、「僕の仕事はゴールを決めること。試合のことは考えすぎないようにしているよ」と、クラブ公式にて述べている。

 確かに両者には類似性も見受けられるが、ただ今季6回ヘディングで決めているレヴァンドフスキに対して、194cmのハーランドはここまで足での得点のみ。また今冬よりブンデス挑戦を開始したハーランドに比べ、レヴァンドフスキは長年トップレベルでその才能をいかんなく発揮しており、例えばブンデス通算229得点70アシストという数字は、現役ブンデスリーガーの選手のなかで最高の数字だ。そんな両者の直接対決がどういった結末をむかえることになるのか、興味が尽きることはないが、ただレヴァンドフスキはこれまで、古巣との11試合の対戦において、実に16点をもマーク。果たして今回もドルトムントのゴールネットを揺らすことになるのか、それとも若武者ハーランドが王者相手にその決定力をみせるのか。試合開始は日本時間25時半から。
 


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