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2020年06月01日

バイエルンのカーン氏、今夏の大型補強敢行には「慎重を期すべき」

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 果たしてバイエルン・ミュンヘンはこの夏、リロイ・サネを迎え入れることができるのか?そしてカイ・ハヴェルツは?今冬にバイエルン・ミュンヘンの役員として復帰したオリヴァー・カーン氏は、この夏に向けた大型補強を見送る可能性も示唆した。

 「リロイ・サネは負傷から復帰した後、少しずつかつての状態へと近づこうとしている」「カイ・ハヴェルツは最高クラスの才能だ」そう評した元ドイツ代表守護神だが、それは同時にバイエルン・ミュンヘンが、獲得に向けた関心を示しているという意味とはならない。確かに数ヶ月に渡り両者の名前は結び付けられてきたが、日曜夜にスカイへ出演したカーン氏は、アレクサンダー・ニューベル以外の獲得を見送る可能性も示唆している。

 「確かに、それは選択肢の1つとなるだろう。」そう語った同氏は、「我々は、他の欧州の多くのクラブと同様に、今の情勢を見極めているところなんだ。他のクラブも含めて、私は選手獲得にむけ大金を用意しているという感覚は覚えてはいないよ」と、コメント。コロナ危機による影響を受け「多くの考えを巡らせている」中、「1億ユーロ規模の獲得は慎重をきすべきだろう」との考えを強調した。


 またカーン氏は、来季よりシャルケからバイエルンへと加入する、アレクサンダー・ニューベルについても言及。まず「絶対的なトップレベル」にあるノイアーのバックアップが見込まれるところだが、実践を積むためにレンタルする可能性は「無い」と明言。

 改めて「最も大きな才能を持ったGKの1人」を獲得したことの「有意義」さを強調し、「ノイアーだって(負傷により)問題を抱えた時期もある」と説明。特に「CL本戦などでの負傷」など緊急事態に備えて「二人の優秀なGKが求められる」と語っている。「それに私もキャリアの終盤では、時に休養を当時の監督に申し出たこともあったんだ」

 さらにニューベル自身についても「まずノイアーとバイエルンでの状況について受け入れ、彼から学び、徐々に先発GKへと成長していく」ことが期待されており、「彼と話をしたが、まずはバイエルンで徐々に慣れて、それからどういう成長を見せていくかを見極めていくことなるよ」との考えを示した。


 一方でウリ・ヘーネス元会長も、カイ・ハヴェルツについては「確かに欲しい選手だが、現時点ではサッカー界の経済情勢は見えない。」と地元ラジオに対して述べており、特に1億ユーロの声もあがる同選手については「ミュンヘンで見てみたいが、今のところは、正直いって想像できないよ」と、言葉を続けている。ただサネについてはまだ可能性はあるとみているようで、「今、我々は比較的素晴らしい世代の入り口にいるように思う」とコメント。「伸び代をもった若い選手が揃っている。順調にいけばバイエルンの新時代が到来することもかんがえられるさ」と、期待感をみせた。
 


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