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2020年06月11日

「前半で3・4点取れた」バイエルン、ミュラー「喜びより疲れ」

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 最終的にはうまく事を運ばせることはできた。水曜日に行われたドイツ杯準決勝アイントラハト・フランクフルト戦にて、バイエルン・ミュンヘンは2−1で勝利をおさめ、連覇にむけて王手をかけることに成功している。しかしトーマス・ミュラーの言葉からは、むしろ厳しい言葉が試合後に寄せられた。「実際には、前半では3−0か、4−0でも良かったように思う。今日はプレーにいい格好しいと疲労が見受けられていた」

 ドイツ国営放送ARDに対して、そう語った同選手は「今日の試合ではほとんどの時間で、そこまでプレスをかけることができていたわけではない」と、言葉を続けており「全体的にみて、僕が記憶するかぎり最も格好つけてたプレーをみせてしまった試合の1つだと思う」と、述べている。ただ自身による見事なペリシッチへのアシストもあり、前半でフランクフルトを圧倒していたことを思えば、かなり厳しい言葉だとはいえるだろう。

 しかしミュラーが指摘する通り、バイエルンのオフェンス陣は、幾度となくビッグチャンスを逃す場面をみせており、結果的に大量リードを奪い損ねる結果に。スカイに対してミュラーは、「自分たちでもっと楽にすることもできた」にもかかわらず、「対策をしっかりと講じてきた」後半のフランクフルトの逆襲を挙げ、「ここ数週間での疲れも見られてはいたけどね」とも付け加えた。

 これはハンジ・フリック監督も同調するところであり、「少しチームは疲れていた」とみる指揮官は、「後半はそこまでよくはなかったよ。スマートではなかったね」と、コメント。そして鎌田大地の御膳立てによりダ・コスタへ同点弾を決められたことで、それまで受け身に構えていたバイエルンの目を覚まさせることになる。「不思議なもので、きっかけがくるとスイッチが入るんだよね」

 そこでバイエルンは再びギアを挙げて決勝ゴール。最終的に勝利をおさめることができたが、ミュラーは同点弾を除きチャンスらしいチャンスを与えなかった「守備陣に対しては、今日の試合で大きな称賛の言葉を送らなくてはいけない」と、改めて強調。決勝の前にまずは「2勝をおさめてリーグ優勝を確定させたい」と語ったミュラーは、「今は決勝への喜びよりも、疲労の方が大きいよ」とも漏らした。
 


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