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2020年06月15日

ミュラー「こんな時期なのに、メディアは大金を軽々しく報道する」

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 水曜日にバイエルン・ミュンヘンのトーマス・ミュラーが発言した言葉は、最終的に波紋を呼ばずに済む事はこととなった。バイエルンは選手たちのサラリーの一部を免除することで得たお金を、新戦力の獲得へと向けて投資するのか?ドイツ杯準決勝後に同選手は、「新戦力、新戦力、っていう言葉が繰り返し出てくることは、むしろ矛盾したことなんじゃないかな」と疑問を投げかけており、これに対してハサン・サリハミジッチSDは、スカイに対して注意したことを明かしている。

 「次の日にすぐに話し合いを行い、座って、そしてこれは正しくないことだと伝えたよ。彼はそれを理解していた。彼は非常に、知的な青年なんだ」そう語った同氏は、ミュラーの発言の内容のみならず、そもそもレヴァークーゼンのカイ・ハヴェルツの移籍について言及したことも気にかけており、今のバイエルンはあくまで移籍の憶測に踏み込むようなことは避け「確定したらコメントするというのがクラブのスタンスなんだ」と強調した。「これは首脳陣のみならず、選手にもあてはまることで、しっかりと心に留めめておかなくてはならないよ」

 ただその一方でミュラー自身はむしろ、「僕個人として、来季に向けてベストの布陣を作り上げて欲しいと思っている。大きな目標があるし、CLでの優勝を果たしたい。僕たちがそこで仕掛けて行って欲しい、今の流れを継続していきたいとも思っている」との考えを、SNSの動画にて強調。そしてそのためには「目玉となる移籍は当然必要なことだ」とも述べており、サラリーに関するわだかまりが無いことを主張している。

 その上でミュラーは、今回はメディアによって「煽られて発言した」内容が報道されたとも訴えており、あの日はドイツ杯準決勝後にもかかわらず移籍に関する質問が繰り返され苛立ちを覚えていたという。「一番気に掛かるのは、まるでメディアでは、大型補強をまるで朝飯前のように簡単に行えるかのうような報道を繰り返していることだ」と説明し、「1億ユーロやら5000万ユーロが、別世界のお金のように並べ立てられている。こんな時代だというのにね」と、コロナ危機とそれを受けたクラブの財政面への影響について持論を展開した。


 なお、試合については、レオン・ゴレツカの終了間際の決勝弾により、バイエルンは8連覇へと大きく前進する勝ち点3を確保。マヌエル・ノイアーは「接戦となっても、最後には自分たちの側に勝利をもちこめたというのは、より一層嬉しさを感じるものだね」とスカイに対して述べ、「クリしみながらも勝利できるのは良いことだし、それは今までにも僕たちはみせてきたものだよね」と胸を張る。「これで優勝へとさらに近付いたね」そしてゴレツカについては、「再び前線に顔を出して重要な得点を決めて見せてくれたね」と、賛辞を贈っている。
 


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