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2020年06月25日

ティアゴは延長?売却?それとも第二のバラック?

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 その繊細な右足としなやかな体の動きで相手を翻弄するスペイン人MFとの契約延長に向けて、バイエルン・ミュンヘンの首脳陣が自信を覗かせていたのは、今からわずか3ヶ月まえのことだ。当時はあと詰めの作業を行うばかりと見られていたものの、いまだティアゴ・アルカンタラとの契約延長の一報は届いていない。

 バイエルン側ではスペイン代表MFの迷いを感じとる一方で、契約を2021年まで残し、余程のオファーがない限りは売却には応じないことで首脳陣の考えは一致していることからも、決して焦る必要はない。なお移籍金としては6000〜8000万ユーロあたりがクラブ内で挙がっており、もしも売却となった場合にはレヴァークーゼンに所属するドイツの新星、カイ・ハヴェルツの獲得にむけた強固な基盤となることだろう。

 だがその話もまだまだ先の長いものだ。今のところまだ、クラブ側には特にオファーなどは手元にはない。ただFCリヴァプールとユルゲン・クロップ監督が関心を抱いているということも、バイエルン側にも伝わっているところであり、問題はティアゴへ決断までどれほどの猶予をバイエルンが与えるかといったところか。

 この流れで思い起こされるのは、2ブンデス107試合に出場して44得点を挙げるなど、卓越した決定力を誇MFミヒャエル・バラックだ。バイエルン側はバラックに延長を提示したものの夏、秋と合意に至らず、年次総会で延長撤回を宣言。最終的に2006年に無償でチェルシー移籍という結果に至っている。果たしてティアゴは、そのバラックと同じ道を歩むことになるのか?
 


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