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2020年07月04日

ニクラス・ズーレが遂に復帰?昨年のトリッソの再現なるか?

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 昨年10月19日に行われたFCアウグスブルク戦にて、左膝の前十字靭帯断裂という大怪我を負いここまで離脱を余儀なくされてきた、バイエルン・ミュンヘンのニクラス・ズーレ。その後にチームではニコ・コヴァチ監督が解任され、ハンジ・フリック監督が就任し、そして昨夏に加入したリュカ・エルナンデスも負傷で長期間離脱となったことも重なったことで、本来は売却候補と見られていたジェローム・ボアテングが、左SBを本職とするダヴィド・アラバがCBコンビを形成するなど、激動の時を迎えることになった。

 一方でズーレ個人としては本来今年の夏に行われる予定となっていた、ユーロ2020での復帰を視野に入れ精力的に取り組んできたものの、コロナ危機によりユーロは来年へと延期。その間に一時は7位に転落していたバイエルンが、V字転換に成功し最終節を待たずしてリーグ8連覇を飾っており、そのためズーレの周囲はここ数ヶ月に関しては、かなり落ち着いたものになっている。しかしながら今、再びズーレの名前が注目。その理由は、本日土曜開催のドイツ杯決勝で遂に復帰を果たす可能性が出てきたからだ。

 試合を前に行われたプレスカンファレンスにて、ハンジ・フリック監督はズーレについて「明日、メンバー入りさせるかどうかの判断を下す」と述べており、今週は全てのチーム練習に参加。「非常に良い回復をみせているところだ」との印象を明かしている。もしもこの試合でズーレが復帰するようなことになれば、バイエルンファンにとっては昨年行われた、同じくドイツ杯決勝にて、同じく十字靭帯断裂から途中出場でカムバックを果たした、コランタン・トリッソを思い出さずにはいられないことだろう。
 

 またフリック監督は、チーム全体の練習での印象についても、「今週目にした練習でのパフォーマンスには非常に満足しているよ。クオリティの面でも、激しさという面でもとても好印象だ」と賞賛。そしてこの日、会見に同席した主将、マヌエル・ノイアーは「ベルリンでのドイツ杯決勝は、シーズンにおける1つのハイライトとなる戦いだ。もちろん、別の形での舞台を望んではいたけどね」と述べ、コロナ危機により無観客開催となった試合を嘆いたが、それにかかわらず優勝杯を手にすることに「とても燃えている」と意気込みをみせた。
 


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