2020年07月09日
「今度は若者にまで・・・」バイエルンの「狩猟」に被害者ホッフェンハイムが苦言
今冬にバイエルン・ミュンヘンでは、FCシャルケ04から期待の若手GKアレクサンダー・ニューベルを無償で獲得し、2018年にも同様の形で獲得したレオン・ゴレツカの件も踏まえて議論となり、かつてマネージャーを務めたクリスチャン・ハイデル氏からは「バイエルンはドイツ国内に金を払わない」と、国内を省みぬ戦略として苦言が呈された。だがその批判の声は、さらに若い年代の分野にまで及んでいる。最近バイエルンがみせた、TSGホッフェンハイムからプロ契約も締結していない若者の「狩猟」へ悲鳴をあげた。
近年に見られた爆発的な移籍金の上昇を踏まえたとき、若手の育成事業の重要度が良い一層増してくるもの。コロナ危機により、移籍金額には短期的には何らかの影響を及ぼすことにはなるが、ただ長期的に見た場合には、永続的な変化はあまり見込めるものではない。そのため今後は、数多くのクラブが独自のユースセンターを通じて、有望な人材をプロチームへと送り込んでいくことが不可欠となってくるはずだ。
そんな中、これまでにも数多くの有望な若手選手をドイツ代表はじめ送り込んできたTSGホッフェンハイムでは最近、アルミンド・ジープとマミン・サンヤンという、将来を嘱望される二人のU17の選手が、揃ってバイエルン・ミュンヘンへと引き抜かれることが明らかに。獲得に成功した、バイエルンでユースセンター代表を務めるヨッヘン・ザウアー氏は「マミンは非常にスピードがあり、得点力をもったウィンガーだ」と、喜びを述べている。
さらにそれ以前にも大きな才能として期待されるアルミンド・ジープの獲得にも成功しており、その時から両クラブの間では摩擦が生じていた。そもそもロックダウンの最中の4月に、同選手はバイエルンへメディカルチェックを受けにいったことでも、クラブ側から批判を浴びていたのだが、一方でバイエルンはこういった行為にも目を瞑り、「彼はAユースでも、ユース代表でも素晴らしいパフォーマンスをみせ、得点に多く絡む活躍で注目を浴びた」と、前述のザウアー代表は喜びのコメント。
一方のホッフェンハイムでは、売り上げ高においてホッフェンハイムよりも5倍以上を誇るバイエルンが、「若手獲得の分野にまで、これほど積極的に活動してくるとなると、リーガ全体の連帯という観点からみて、少なくとも議論に値する行動だと思う」と、フランク・ブリール代表取締役は批判を展開。「確かにそれは、あくまで自分たちの企業戦略としては、賢い選択かもしれないね。だが我々のような他のクラブからみれば、それは大きな損失を生み出すものだ。」と言葉を続けた。なおその影響は3部のクラブにまで及ぶものであり、先日ではバイエルンのセカンドチームがブンデス3部にて優勝を果たしている。
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