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2020年08月09日

バイエルンのフリック監督「雰囲気は最高だ」

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 この夏の移籍市場においてバイエルン・ミュンヘンでは、今冬に引き続きコランタン・トリッソへ移籍の話題が浮上している他、今冬加入のアルバロ・オルドリソラはレンタル移籍が功を奏さずレアルに復帰することが明らかとなっている。だがそんな二人が土曜日に行われたチャンピオンズリーグ16強FCチェルシー戦セカンドレグにて、途中出場から試合を決定づける活躍をみせている。

 「トリッソは、投入されてから得点を決めた。オルドリソラは、投入されてからアシストを決めた」と、ハンジ・フリック監督は二人のバックアッププレイヤーが見せたパフォーマンスについてコメント。トリッソは投入されてからわずか5分後に、レヴァンドフスキのアシストによって3−1となるゴールを決めており、またオルドリソラも投入から13分後に、そのレヴァンドフスキへとダメ押し弾をアシストした。

 今回バイエルンが示した「ベンチから出た選手がさらに勢いを増してくれるということは、非常に重要なことだよ」と評価。さらにこの試合ではニクラス・ズーレがおよそ10ヶ月ぶりに公式戦での出場を後半途中から果たしており、さらにコウチーニョについても「フィジカル的二最高潮」とコメント。「ピッチに入れば、うまくその流れに組み込まれていく」現象に胸を張っている。

 「本当に、チームの雰囲気は最高潮だよ」そう言葉を続けた指揮官は、「70%くらいのチャンスを、100%のチャンスへと変えてしまうんだ。これは非常に重要なことなんだよ」とも指摘しており、加えてトリッソが得点を決めた際に「長期離脱していたし、だから皆が彼のために喜んだ」その姿勢を、「これがチームの雰囲気というものを表していた光景だと思うね。これがポルトガルに向けての力になるよ」と、TV局スカイに対して語った。なおこの試合で負傷欠場していたベンジャマン・パヴァールは、その次の試合から復帰の見通しとなっている。


 ただそんなチェルシー戦でも、バイエルンの勝利に少し陰りをみせる光景が見受けられた。それは最後の交代枠となる5人目に、ミカエル・キュイザンスが起用されないと知るやいなや、失望のあまりスタンドにて身振り手振りで不満を露骨に示し、即座に靴とジャージを脱ぎ捨てると道具にまで怒りをぶちまける有様。代わりに起用されたのはハビ・マルティネスで、こちらは試合終了後にもシャワーを浴びた後、同僚リュカ・エルナンデスと、再びピッチの上に戻り、スタジアムにて遠くを見つめていた。移籍が噂されるベテランDFは、最後の本拠地での思い出を胸に刻んでいたのだろうか。
 


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