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2020年08月21日

カーン氏がノイアーを賞賛「ここぞという時にやってくれる、それがワールドクラス」

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 決勝という舞台において一体何が重要になってくるのか、オリヴァー・カーン氏はそれを熟知する人物の一人である。そして英雄に祭り上げられることもあれば、悲劇の主人公として厳しい批判にさらされることもある、それがGKというものだということも。実際に最近のドイツ人GKに目を向けただけでも、2013年にバイエルンがCL制覇した時のノイアー、そして2018年にCL決勝で痛恨のミスをおかしたカリウスに見てとることができるだろう。

 マヌエル・ノイアーはドイツ対決となったそのCL決勝において、kicker採点1と大車輪の活躍を披露するのだが、同じく2001年CL決勝において、kicker採点1をマークし優勝を支えたカーン氏は、あれから7年が経過した今もなお、そのワールドクラスの能力に何ら陰りもないと見ている。「ゴールキーパーにとって、年を重ねるということは決して悪いことではない。むしろ基本的にはどんどん良くなっていくものだ」とコメント。「ノイアーは34才で、まぁブッフォンに至ってはまるで50才のような気分だが、とにかくゴールキーパーとしてはまだあと数年は非常に高いレベルでプレーできると思うね」と言葉を続けた。

 実際につい先日行われたチャンピオンズリーグ準決勝オリンピック・リヨン戦においても、ノイアーは後半58分にチームの窮地を救う好セービングを披露し、まだまだこのクラスにあることを証明している。「マヌエルとの1対1へと臨んだとき、その時には普段と異なる感覚を覚えることだろう」そう語るカーン氏は、ノイアーの立ちはだかるゴールは相手選手にとってどんどん狭くなっていく感覚を与え、そこには大きな敬意の念があるという。「マヌエルはとにかく独特なのさ」

 これまでにもハンジ・フリック監督は、ここ数週間の間で幾度となくバイエルン主将の存在の重要性を強調していた。「マヌエルはワールドクラスの選手であり、我々にとって絶対的守護神なんだ」確かにチェルシー戦では不安定な姿も露呈した。しかし他のチームメイトたちがその分をカバーし、逆にリヨン戦ではノイアーが好セーブでチームを支えている。「ここぞという時にしっかりと決めてくれる。それがワールドクラスのゴールキーパーというものだ」とカーン氏。その一人こそ、マヌエル・ノイアーであり、おそらく決勝の舞台でもその勇姿を再びピッチで見せてくれることだろう。
 


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